リーバイス501やファースト、セカンド復刻といったリーバイス・ビンテージ・クロージング(LVC)の主要モデルの比較やレビューのまとめです。
44、47、55、66、76、506XX、507XXといった主要モデルとトピックごとに整理したインデックス的な内容になります。(随時、内容を更新しています。)
目次
- LVC 各モデルの特徴とLVCのおすすめ度
- LVC リジッドから水通し後の縮み寸法(参考値)
- LVC 各モデル別のレビュー
- 色落ち・エイジングレポート
- まとめ的内容
- リーバイス501の一般的内容
- その他のLVC関連情報
LVC 各モデルの特徴とLVCのおすすめ度
モデル | 特徴 | LVCモデルの個人的なおすすめ度 |
---|---|---|
1947モデル | ジーンズの完成形で最もスタイリッシュ | ◎ |
1955モデル | いわゆるダブルエックス | ◎ |
1966モデル | ダブルネーム、テーパード元型 | ◎(現行はチェック中) |
1976モデル | 66前期(R社710のベース?) | チェック中 |
1944モデル | 大戦モデル、魔性の簡易モデル | ◎ |
シルエット的には、1947モデルと1966モデルが履きやすく、1955モデルは、きつめのウエストを選ぶとシャープなシルエットが出そうです。
現行の1976モデルは、履いてみないと分からない感じです。
現行の大戦モデルも、履きこんでいった時にどうなるかという感じがしています。(現在のところ、生地が薄く感じます。)
基本的には、ジーンズはある程度の期間、履いてみないと分からないという考えをしています。
最初に履きたい3本のジーンズ
デニムをこれから履いてみようという方へのおすすめのジーンズです。
リーバイス501(型番:501-0000)
リジッドからシュリンク・トゥ・フィットさせる場合の基本ジーンズになります。シルエットはオーセンティックなストレートです。
リーバイス 501 リジッド(生デニム) [501-0000 本国仕様 アメリカモデル]
リーバイス501をリジッド(生デニム)から履く方法 / サイズ選びとセットアップ方法
リーバイスLVC501XX 1947モデル
LVC501でおすすめのモデルになります。実際の47モデルよりも幾分シェイプされており、履きやすい細身のストレートシルエットです。
【LVC】リーバイス 501XX 1947年モデル リジッド(生デニム)
66モデル / リゾルト710 ワンウォッシュ
リーバイスではありませんが、細身でテーパードシルエットの66モデルを選ぶ場合はリゾルト710が候補になると思います。ウエスト、レングスが豊富に揃っており、ワンウォッシュで縮みきっているため、ジャストサイズが選びやすくなっています。
リゾルト711もいい感じです。
こちらの記事でも紹介しています。
LVC リジッドから水通し後の縮み寸法(参考値)
LVCの各モデル別の水通し後の縮み寸法参考値です。単位は㎝です。
水通し方法や気象状況により、数値は変化するため参考値となります。水通し方法としては、3~4分程度水に浸けて、脱水し、糊を残したまま乾かす方法としてます。
今後、洗濯・乾燥を繰り返すと、もう少し縮む可能性があります。
また、ビンテージ製法で作られるため、多少の個体差はあると考えています。
留意点としては、1955モデルだけ、ウエストが大きめにつくられてる感じですね。(現行カイハラでサイズが幾分調整されている感じがします。)
ウエストは、ジャストから少し小さめを選んだ方がシルエットはきれいに出て、ヒゲ等も出やすくなる傾向があるというのが定説になっています。
個人的には、ジャストから0.5〜1インチ大きめを履いていますが、少し緩めを履いても、生地の余裕がありますので、深めのヒゲが入るのかなという気がします。
レングスの目安は、L32で、44や47などよく縮むモデルは、身長170㎝程度が履いて、1インチ程度折り返すの股下寸法となります。
その他は、1976モデルなど、糊を落としきらないと縮みにくいモデルもあります。
最近は、日本でも、L34が標準となっている感じになので、ロールアップして履く傾向になってきているのかなと思います。
(長期間履かれて、乾燥機もかけられた古着の場合は、縮みきっている場合が多く、L33~34が丁度な場合が多いです。)
LVC 各モデル別のレビュー
リーバイス501XX 1947モデル(47モデル)
いわゆる47モデルです。
47モデルの特徴的ディテール
47モデルの特徴的なディールは、赤タブが片面だったり、ギャラ入り革パッチだったりしますが、やはり、シルエットのきれいさが特徴的です。
ベルトループが太いのも特徴的です。
50年代後半から60年代初期のダブルエックスをワンサイズ下ぐらいをパツパツで履くときれいなシルエットが出ると思うんですが、かなり体重を絞らないと履けないということがあります。
47モデルの場合は、細めのストレートですがわりと体型に許容範囲があるのではないかと思います。
LVCの47モデルを履いた写真です。
腰まわりはフィットして、膝下はストレートになので履きやすいです。(身長171㎝、体重67kg程度で、W33×L32を着用)
現行品の1947モデルです。
LEVI'SR VINTAGE CLOTHING 1947モデル 501R JEANS RIGID
ホワイトオーク生地の47モデルのレビューとリジッドからの履き方を紹介した記事です。
リーバイス501XX 1955モデル(ギャラ入り紙パッチ)
いわゆる1950年代のダブルエックスのギャラ入り紙パッチです。
55モデルの特徴的ディテール
ギャラ入りの特徴として、スレーキのリベットが銅製で再現しています。
アーキュエイドステッチは、55モデルのが一番きれいですね。
これはリジッドから4ヶ月履いた状態ですが、ビンテージジーンズような色落ちをします。
シルエット的には、ウエストがジャストからワンサイズアップで、太めのストレートになります。
履いた写真です。
同じウエストでも腰まわりに余裕があるストレートなので、かなり太めに感じます。ウエストをワンサイズ下ぐらいで狙うとシャープなストレートになるかと思います。(身長171㎝、体重67kg程度で、W33×L32を着用)
現行品の1955モデルです。
LEVI'SR VINTAGE CLOTHING 1955モデル 501R JEANS RIGID
同じ紙パッチギャラ入りの古着のシルエットです。
古着の方は、ウエストがワンサイズ下のものなので、シルエットは幾分シャープですが、LVCを5年以上履きこむと同じようなテイストが出そうな感じもします。
ホワイトオーク生地の55モデルのレビューとリジッドからの履き方を紹介した記事です。
リーバイス501 1966モデル(ダブルネーム)
いわゆるダブルネームです。
ダブルネームは、時代的には、ダブルエックス最終型の後で、ビッグEタイプ物の前です。
シルエット全体にテーパーがかかっていますので、どちらかというと、タイプ物よりです。
そのため、44、47、55モデルよりもカジュアルな感じになり、普段から履きやすいジーンズになります。
現在は、2インチアップしたものと、ジャスト~1インチアップしたものを履いています。
これは2インチアップしたものです。
後ろでウエストを少し絞って履いています。(身長171㎝、体重67kg程度で、W33×L32を着用)
現行品の1966モデルです。
LEVI'SR VINTAGE CLOTHING 1966モデル 501R JEANS RIGID
ホワイトオーク生地の66モデルのレビューとリジッドからの履き方を紹介した記事です。
カイハラの1966モデルは、ウエストジャスト~1インチアップぐらいの感じで履いています。
こちらの記事がレビューになります。
ウエストジャストの古着です。丈は短めです。
サイズを小さい方向に寄せると、テーパードジーンズのようになります。
もともとの表記サイズは、W32×L31ぐらいだと思います。
リーバイス501 1976モデル(66前期)
いわゆる66前期です。
LVCではスモールeのモデルになります。
30年前から履いている66前期の古着です。
66前期にはビッグEの66前期もあったりして、ヒゲの入る個体もありますが、基本的には、全体的に色落ちしていく感じになる印象を持っています。
その分、いろんなファッションにはあわせやすくなります。
現在は、このモデルのカイハラ生地を現在履き始めました。
このモデルをベースにした優れたジーンズ(リゾルト710など)は幾つかあるだけに、LVC
の中では最も評価が難しくなるのではと予想しています。
ホワイトオーク生地の76モデルの感想・レビューです。
イメージ的には、ホワイトオークはビッグEよりの66前期です。このモデルはリジッドのまま置いてますが、実際に履かなくても分かるレベルに仕上がっていると感じます。
リーバイス501XX 1944モデル(大戦復刻)
いわゆる大戦モデルの復刻です。
44モデルの特徴的ディテール
44モデルの特徴的なディールは、アーキュエイトステッチがペンキだったり、スレーキがありあわせの生地だったり、トップボタンが月桂樹、小股ボタンは無刻印などで再現されています。
問題は生地だと思うんですが、現在は、カイハラ生地の1944モデルをリジッドから履き始めています。
ただ、オリジナルは、大戦期のランダムな要因のあるモデルですので、個人的には、再現性を見るよりも、ただ単純に大戦の復刻を楽しむという履き方をしています。
リジッドからの水通し直後に履いた写真です。
シルエット的には47モデルに近いと思いますが、最低3~4ヵ月は履かないと、本当の感じは見えてこないのではないかと考えています。(身長171㎝、体重67kg程度で、W33×L32を着用)
現行品の1944モデルです。
LEVI'SR VINTAGE CLOTHING 1944モデル 501R JEANS RIGID
現行のカイハラ生地の44モデルのレビューとリジッドからの履き方を紹介した記事です。
日本製と米国製(ホワイトオーク)のLVC大戦モデルを比較した記事です。
リーバイス506XX(ファースト)
いわゆるファーストです。
現行品の506XXのレビューとリジッドからの着用方法を紹介した記事です。
506XXのデニムオンデニムを紹介した記事です。
リーバイス507XX(セカンド)
いわゆるセカンドです。
ホワイトオークの507XXのレビューとリジッドからの着用方法を紹介した記事です。
色落ち・エイジングレポート
LVC501の色落ち・エイジングレポート
ホワイトオーク生地の47、55、66モデルのエイジングレポートです。
ホワイトオーク生地の47、55、66モデルのエイジングレポートの履き始め2~3ヶ月後の速報版です。
カイハラ生地の44、66、76モデルのエイジングレポートです。
LVC506XX、507XXの色落ち・エイジングレポート
ファーストとセカンドのサイズ感とエイジングレポートです。
色味(カラー)の傾向
6ヶ月近く履いたリーバイス501 LVC1947モデル(左)と1966モデル(右)。
色落ちしていく時の色味としては、1966モデル以降が全体的にブルー系統で色落ちし、1955以前のモデルが、黒味が入ったインディゴ色で色落ちします。
色の場合は、個人それぞれで感じ方が違うということがあります。
ファーストウォッシュに使っている洗剤
ファーストウォッシュ時は、ウエアハウスのデニム用洗剤を使っています。
表面活性剤は少なく、つけおき洗い的な使い方ができて、手洗いでも使えるため、選びました。
楽天でも買えます。
WAREHOUSE ウェアハウス デニムウォッシュ ヴィンテージ
LVC1966モデルをファーストウォッシュした時のレポートです。
LVC506XXをファーストウォッシュした時のレポートです。
まとめ的内容
リジッド状態での主要モデルの比較
1947、1955、1954、1966モデルのリジッド状態の比較です。
501厳選5選(2018~2019版)
2018~2019年時点で、おすすめの501を5本選んだ記事です。
LVCを着用して気づいた点のメモ
LVCを履いていて気づいた点のメモです。
LVC506XXと507XXに合わせるLVC501
LVC506XXと507XXに合わせるLVC501をこちらの記事で紹介しています。
リーバイス501の一般的内容
リーバイス501入門
リーバイス501の入門的な内容です。
レギュラーのセットアップ方法
レギュラーのセットアップ方法を紹介した記事です。
最初に履いたリーバイス復刻のレビュー
最初に履いたリーバイスの復刻をレビューした記事です。
501をジャストレングスで履く方法
リーバイス501をジャストレングスで履く方法を紹介した記事です。
501のウエスト別のシルエット比較
501のウエスト別のシルエット比較として、1950年代のギャラ入りダブルエックスで比較した記事です。
メイド・イン・USAシリーズのレビュー
メイド・イン・USAシリーズのレビューです。
裾のスタイリング・ロールアップ方法
ロールアップ方法を紹介した記事です。個人的には、1インチ折り返しで履くことが多いので、かなりざっくりした内容になっています。
裾のアタリ出しの秘術
裾のダメージがひどくて裾上げせざるを得ない状況からのアタリ出しの方法の紹介です。
その他のLVC関連情報
ソートゥースデニムシャツのレビュー
ソートゥースデニムシャツのレビューです。
LMCループウィラーコラボのレビュー
LMCになりますが、ループウィラーとのコラボ商品をレビューした記事です。
SNS等のリンク
その他、LVC関連情報は、ツイッター、ユーチューブ、インスタグラムで適宜、発信しています。
こちらのツイートにリンクを貼っています。
デニムログ(501関連のYouTube動画)https://t.co/YmxgR6QuWJ
— nobujirou (@denim276) July 17, 2020
リーバイス501関連のレビューブログhttps://t.co/105af1O4uJ
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インスタグラム2(デニム等)https://t.co/hLeLaIFLIO
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