リーバイス501XXダブルエックスと旧ドゥニームXXタイプの色落ちの違いをチェックしてみたいと思います。
ダブルエックスは両面・革パッチの53年モデル、旧ドゥニームは1~2年着用した状態。
目次
ダブルエックスと旧ドゥニームの全体比較
左が、リーバイス501XXダブルエックスの53年モデルで、右が、リジッドから1~2年履いた旧ドゥニームXXタイプ。
ダブルエックスの53年モデルは履きこんでいくと、生地が柔らかくなってドレープ感が出るため、旧ドゥニームの方がシャープな感じがします。
背景を白にしているため、実際より、明るい色目になっています。
後ろ面の比較。
やはり、シルエット的には、旧ドゥニームの方がシャープな感じがするが、バックポケットのあたりはよく似た感じがします。
この旧ドゥニームの概要は、こちらの記事で紹介しています。
個別に見てみましょう。
リーバイス501XX53年モデルの色落ち
50年代のダブルエックスらしい色落ち。
後ろ面。
50年代のダブルエックスは、お尻回りの余裕があるため、着丈の短いトップスをあわせると、腰回りに抜け感が出ます。
LVCでは、53年モデルは出していませんが、近いのは55年モデルになります。
LEVI'S® VINTAGE CLOTHING 1955モデル 501® JEANS RIGID - リーバイス公式オンラインストア
楽天でも同じモデルを買えます。
LVC 501XX 1955モデル 501550055 リジッド ユニオンスペシャル 43200G 裾上げ無料 - 楽天市場
LVCの55年モデルは、実際の55年モデルより太い感じがするため、シルエット的には、53年モデルに寄せているのではないかと思います。
旧ドゥニームXXタイプの色落ち
旧ドゥニームらしい色落ち。
特に色落ちを考えなくても、普通に、1~2年着用しても、こんな色落ちになります。
LVCをある程度の色落ちをさせることができれば、日本のヴィンテージタイプをつくっているメーカーのものであれば、色落ちはイージーだと思います。
現在、旧ドゥニームは、ドゥニームオリジナルとして復刻されています。
楽天でも買えます。
DENIME XX TYPE ドゥニーム 30周年記念 ORIGINAL LINE
後ろ面。
個人的には、リジッドから履いても、膝裏のシワ(ハチの巣)は入らないんですが、旧ドゥニームは入りました。
当時は、リジッドをお店で洗濯して、裾上げして渡してもらえますので、初期状態で糊は完全に落ちた状態です。
それでも、生地が厚く硬いので、ハチの巣が入ってしまうんですね。
では、部分ごとの色落ちの比較をしてみましょう。
リーバイス501XXと旧ドゥニームXXタイプの色落ちの比較
フロントまわり
色の落ち方はそれほど変わらないような感じもします。
旧ドゥニームのポケット部分のステッチ
旧ドゥニームは、ポケットのステッチが欠落するので、ポケットがブレイクするだろうから、履きこめばいい感じになりますね。
太ももからひざ
旧ドゥニームの方が、色が抜けた部分の白が強い。
裾とキャタピラ
この旧ドゥニームは、裾を3度ほどあげていますが、ユニオンで裾上げすれば、その度に、手技を使わなくても、パッカリングがある程度はいるので、びっくりしました。
キャタピラの見た目は違っていますが、洗いを重ねるとおそらく同じようになると思います。
裏地の比較
裏地を見ると、旧ドゥニームがどういう生地をつくっているのかよく分かります。
バックポケット
旧ドゥニームは生地が厚いためか、切り替え部のパッカリングはダブルエックスより入りにくくなっています。
膝裏
53年モデルの膝裏にはハチの巣が入っていなかったので、左側は47モデルの膝裏。
両方ともナチュラルに入ってる状態ですが、似たような感じではないかと思います。
全体的な感想としては、旧ドゥニームの生地がダブルエックスより厚く、ザラ感とムラのある生地のため、そこが、ダブルエックスの違いとなってあらわるのではないかと思います。
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