アーキペラゴを探して

デニム、ヴィンテージ、旅、レビューのブログ

雑記

鯨の歌を聴け / 北浦の捕鯨と鯨墓

時間を見つけて日本の捕鯨地を歩いている。捕鯨の伝統や文化は深く、現在の日本の捕鯨が置かれた状況を考えると、まだ何も言えないよなあというのが今の気持ちだ。沖縄も20年以上見て歩いているが、照屋の黒人街でそこに住むおばあと話した時もう何も言えな…

ブロガーは海がめの子どもにたとえられる

ようやくこのエントリーで100記事目。これでブロガーとしては一人前?なのかなと思う。かなりおこがましい気もするが、100記事を書くあいだに気づいた点を述べてみたい。 「ブロガーの読者はおそらくブロガーである」 「ブロガーは海がめの子どもにたとえら…

夕陽はどこで見ても同じだった?

沖縄のムーンビーチで沈む夕陽を眺めている時、ひとつの疑問が浮かびました。 夕陽のきれいさはどこで見てもそれほど変わらないのではないか? 下町の夕陽とムーンビーチの夕陽 沖縄に来る直前に、大阪の下町にホルモン焼きを買いに行った時のこと。近くにあ…

ソフィストに学ぶブロガーの精神(ホームページからの卒業)

今週のお題「卒業」 1990年代後半、28.8kbpのモデムでインターネットにダイヤルアップした。本を見てホームページをつくった。タイトルは、Welcome to Nobujirou's Home Page 。ホームージは学級新聞だった。ここにコラムが欲しいなとか、あそこにはイラスト…

愛と宿命のライカ / Leica M3

goodbye my friend, thank you for the memories [explored] | Flickr - Photo Sharing! 父親の遺品を整理していたら、バルナックのライカが出てきた。 削り出しのシルバーソリッドにはシャッターボタンと三つのダイヤルがついている。真ん中のダイヤルには…

格差社会を超克するニーチェの超人思想とは / BSプレミアム「判事マツケン」

ハーイ、FMハンコク。 今日は、先日NHKで放送された「判事マツケン」に注目してみるよ。じゃあ、番組の内容を簡単に振り返ってみるね。 歴史に名を残す“天才”たちは、どんな人生を送り、どのようにして偉大な思想を生み出したのか? 天才の「破天荒な人…

このブログの注目記事の傾向について

ブログをはじめてようやく60記事になった。ネットでは100記事書いて一人前なんてことも見かける。60記事でも結構書いたのでは?と思っているので、200記事も300記事も書いてる人の心境は、アルタードステーツ(未知の領域)だ。はてなブログの場合、スマホでブ…

ホテルの朝食会場でポーク玉子おにぎりを自作する夢を見た

今週のお題「年末年始の風景」〈今週の一枚〉 私には夢がある。 いつの日か朝食バイキング会場で和食と洋食の境界がなくなり ひとつのテーブルに並ぶ日のことを 私には夢がある。 いつの日かあらゆるホテルの朝食会場にウチナーのソウルフードが並ぶ日のこと…

闇は深いほど光を放つと思う

今月のポパイの特集に影響されて、街中から離れた山あいをトレッキングしていた。道すがら、印象的な二つの風景に出会った。ひとつは、トンネル。ひとつは、淵。 僕はトンネルの出口で立ち止まり考えた。普通、僕たちは、トンネルを抜ければ、そこは光なんだ…

異物が排除される社会の再編集は可能か

1.消え去った異物、妖怪たちの展覧会 現在、妖怪幻獣百物語という展覧会を大阪でやっていて、二部構成の展示になっている。第1章が「妖怪世界へのいざない」ということで、室町からはじまる百鬼夜行の絵巻や江戸期の妖怪錦絵がふんだんに見れる。第2章は…

北欧デザインをどう認識するべきか

アジアを旅するものからすれば、ヨーロッパは遠い。北欧となると更に遠く思える。しかし、インターネットのおかげで、北欧の話題であっても近くのことのように聞こえる。10月初旬に発表されたノルウェーの新紙幣がネットで話題になっていた。 CNN.co.jp : ノ…

囚われたままで生きる方法

人生の契機で、何度脱獄をしても、結局は檻の中に収監されてしまうように感じる時がある。その場合は、脱獄をあきらめて、囚われたままの状態で有効に生きる方法を模索することになる。これは、今の僕の考え方というか心境に近い。 『レッド・ドラコン』のエ…

人生をジグザグに歩く

人間には二種類ある。海派と山派だ。海が好きな人と山が好きな人。僕はどちらかというと海派である。 沖縄に行っても、今は酒が飲めないので、山に行ってみる。山は酒場や居酒屋がないイメージなので。ビーチや離島に向かう船で、泡盛とオリオンビールが飲め…

オール・アバウト・ユア・キャット

外国の街並みを撮っている時、異国の猫にファインダーを向けてしまう時がある。知っている猫にあまりにも似ているからだ。新宮に向かう列車の中で『ネコはどうしてわがままか 』という本を読んだ。白浜を越えた所で本を閉じ、昔あった猫たちについて考えてみ…

Leica R4

iPhoneのカメラの性能がいいのか、最近はコンデジも持ち歩くことは少ない。ましてや、一眼レフはクローゼットに入ったままだ。だけど、レンズを通して見た世界を確認するために、時々取り出してみる。ライカR4。死んだ父親が借金と一緒に残したカメラ。ライ…