この記事は、リゾルトの大戦モデルとして発売されたリゾルト714の感想・レビューです。(とりあえず、速報というかたちの感想・レビューで、個人的に関心がある部分の比較をしています。)
目次
- リゾルト714を買った理由
- リゾルト714とリゾルト711の比較
- リゾルト714とLVC1944モデルの比較
- リゾルト714を履いたイメージ
- リゾルト714のワンウォッシュとリジッド
- リゾルト714(ワンウォッシュ)の色落ち・エイジング
リゾルト714を買った理由
最初に、リゾルト714を買おうと思った理由です。
リーバイスLVCの大戦モデルは、股上が深くて履きやすいので、何回かリピートしています。
数年前におろした1944モデルのブルガリア製がボロくなってきたので、新品の日本製をおろすかなと思っていたら、リゾルトが大戦モデルの新型を出すというので、ネットで探すと予約販売していたので購入しました。
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体型が本格的に崩れてきているのに加え、腰痛も出てきているので、これは僥倖とばかりに買いましたが、そうした人の需要は多いのではないかと思います。
リゾルト711のウエストラインは腰骨にかかりますが、リゾルト714のライズ(股上寸法)は深いので、腰骨の上になり、腰回りが大きい体型でも、動きは楽になります。
リゾルト714は、きれいなシルエットの大戦モデルをベースにしたと書いてありますが、個人的にLVC1944モデルを履いている一番大きな理由がそれなので、僭越ながら、ああ、そうなんだよな…と思いました。
リゾルトによる本歌取り
今はあるかよく分かりませんが、1980年代前半の頃に、ダブルエックスの最終からビッグEの初期ぐらいで、股上寸法を1~1.5インチ程度縮めた個体を複数見つけていましたので、1960年代に、ウエストもレングスも1インチレベルでこだわった人は、ライズをカスタマイズして履いていたんだなと思ったことがあります。
その個体は、リゾルト711 にそっくりだったわけですが、今回は逆に、腰骨まわりに余裕を持たせ、ライズを深くすることで、本歌取りというか、501だけ何十年も履いてきたような人も興味があるジーンズに仕上がっているのではないかと思います。
実際に履いてみて
実際に履いてみた印象は、グラマラスでありながら、501のラインが芯に残っているという、不可能だと思われたライン取りがされていて、想像で思っていた気分が一気に覚めました。
1986年頃からリーバイスの復刻を一生懸命履きだして、何か違う印象を抱えたまま、1980年代の終わりか1990年のはじめを迎えた頃に、色落ちしたドゥニームをはじめて見せられた時の気分を思い出しました。
なんで、こんなライン取りができるんだ… というのが最初に履いた時の感想ですが、しばらくすると、履けば分かるという感覚が強くなっています。
リゾルト714とリゾルト711の比較
リゾルト714とリゾルト711の比較です。
まず、股上寸法の比較です。
同じサイズ(W33×L32)のリゾルト711と比較すると、711が29㎝、714が31㎝で、ライズ(股上寸法)はリゾルト714の方が2㎝長いです。
次に太ももからひざにかけての渡りです。
上に置いたのがリゾルト714で、リゾルト711より少しスリムです。
最後にひざから裾の渡りです。
ひざから裾にかけても、リゾルト714が少し細く、裾幅も、ほぼ同じながら気持ち細いという感じです。
履き始めの印象は、股上は714の方が711より深いものの、全体的には細くシュッとした印象を持ちました。
リゾルト711は、こちらの記事で紹介しています。
リゾルト714とLVC1944モデルの比較
同じように、リゾルト714とリーバイスLVC501 1944モデルとの比較です。
まず、股上寸法の比較です。
同じサイズ(W33×L32)のLVC1944モデルと比較すると、LVC1944モデルが32.5㎝、714が31㎝で、ライズ(股上寸法)はLVC1944モデルの方が1.5㎝長いです。
次に太ももからひざにかけての渡りです。
上に置いたのがLVC1944で、リゾルト714より少しスリムです。
最後にひざから裾の渡りです。
ひざから裾にかけても、LVC1944モデルが少し細く、裾幅も、LVC1944モデルの方が少し細めです。
同サイズですと、LVC1944モデルの方が細い感じですが、リゾルト714には、501の本質的ラインが残っていて、それがスペシャルな感じになっています。
LVC1944モデルは、こちらの記事で紹介しています。
リゾルト714を履いたイメージ
(なんやそれという感じですが、)現在は、お腹が出ている上に、腰を痛めていて、着画は、コンディションがよくなった状態で撮りたい思います。
ただ、いろんなショップで着画は発表されていますので、メタボのおっさんの着画をあえて載せる必要はないかもしれません。
リゾルトのつくるジーンズは間違いないと思いますので、個人的には、発表時にワンウォッシュとリジッド
こちらのショップに着画写真が掲載されています。
↓リゾルト714(ワンウォッシュ)
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リゾルト714のワンウォッシュとリジッド
見る前から、リゾルトのつくるジーンズは間違いないことは分かっていましたので、発表時にワンウォッシュとリジッドの2つを予約購入しました。
リジッドは乾燥機にかけないので、ワンウォッシュは乾燥機でカリカリに縮んだ個体が欲しかったということはありますが、革パッチを見るといい感じに縮んでいました。
古着やヴィンテージは特に感じますが、個体差があるものについては、その人に届いた物が、その人にとってのアタリであることが多いような気がします。
個人的には、リジッドで横系のエイジングを見てみたいと思い買いましたが、リジッドとワンウォッシュの色目はそれほど変わらないので、アタリが欲しい場合は、ワンウォッシュがおすすめではないかと思います。
リゾルトがおすすめしない、洗濯回数少な目の履き方をする場合は、リジッドもありだと思います。
リジッドは一部サイズがなくなっていますが、まだ残っているサイズがあります。(現在品切れですが、在庫復活している時があります。)
↓リゾルト714(リジッド)
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結局、リゾルトのリジッドはどうなのか?
2024年3月現在、2本目のリゾルト714として、リジッドを履き始めていますが、現段階の結論としては、やはり、リゾルトの場合、ワンウォッシュを買った方がよいと思います。
理由は次の2点です。
- リゾルトのリジッド製品の糊はかなり硬いので、大部分の糊を落とす必要があり、その過程で、青みが強くなってしまいます。個人的には、実際に履くまでに3回の水通しを行い、2割程度の糊を残して履いています。
- 3回の水通しでも、レングスがワンウォッシュ製品より1㎝長いため、リゾルトのリジッドは、水通しでは、縮ませきることができない傾向が出ています。
- リゾルトのもともとの色味が濃い色ではないため、濃淡をつける意味は、濃い色の製品に比べて薄いような気がします。
リジッドから3週間程度履いた状態です。
未使用の714ワンウォッシュを比較しています。
残す糊の量を調整するために、3回水通ししたため、ワンウォッシュ製品の新品に比べて、青みが強くなっています。
リゾルトの場合、リジッドから履く意味はそれほどないのではないかと感じていますが、リジットから履いた時の独特のもたっとした感じはあります。
また、乾燥機を使わなければ、毛羽立ちは多めになるので、その辺りのニュアンスは感じられるのではないかと思います。
リゾルト714(ワンウォッシュ)の色落ち・エイジング
リゾルト714は、710や711と違って、フィティングに余裕があるため、LVCのように、ヒゲやハチの巣を入れることができるのではないかと考えました。
リゾルトの場合、洗濯回数を重ねることで出るキャタピラやパッカリングが特徴的なため、ヒゲやハチの巣を特に入れる必要はないと思いますが、実験的に試しています。
リゾルトのジーンズは、洗って履くことが基本ですが、710や711よりも洗濯回数は少なくしています。
ワンウォッシュ製品の色落ちです。
3ヶ月~4ヶ月目の色落ち
2023年の4月にワンウォッシュを履きはじめてから、3ヶ月~4ヶ月目の状態です。上は同サイズのリジッドです。
3ヶ月~4ヶ月目ぐらいからか、生地が急に柔らかくなり、固定されるシワもでてきたため、ヒゲが入るかなという感じになってきました。
ただ、それほど育てることを意識しないで、普通に履いています。(真夏の時期は、履かずに、ジャングルファティーグを履いています。)
膝裏のシワも固定されていますので、ハチの巣が入るような感じになってきました。
6ヶ月目の色落ち
洗濯回数は少な目なので、6ヶ月目になると、確実にヒゲが固定され始めました。
40年ぐらい前に、66前期をワンウォッシュレベルの濃紺から履いたことありますが、その時のフィーリングを思い出しました。
濃淡をつけた横系のエイジングではなく、やはり、洗って色落ちさせるることでカッコよくなるジーンズだと思います。
ベルトループもいい感じに色落ちしています。
濃淡をつける色落ちがどうなるのか、もう少し見てみたい気がしますので、あと数ヶ月は、洗濯回数少な目で履きたいと思います。
8ヶ月目の色落ち
8ヶ月程度履いた状態と未使用の714ワンウォッシュを比較しています。
全体的な色落ちが始まっていますので、濃淡は、この辺りで頭打ちかなと思います。
後ろも全体的な色落ちが進んでいます。よく当たる部分の白さも目立ってきています。
太ももあたりの色落ちも進んでいます。
体感的には、柔らかい生地の方の66前期をワンサイズアップして、濃紺から履いた時の感じに似ていました。
リゾルト714に、66前期のニュアンスを感じたもうひとつの理由として、色落ち過程での縦落ちの入り方が、柔らかい生地の方の66前期に似ていると感じたことがあります。
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10ヶ月目以降の色落ち
10ヶ月以降の色落ちは、こちらの記事で紹介しています。
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