リゾルト714とリーバイス501 66前期・ビッグEの色落ち比較を紹介します。
リゾルトの色落ちはメーカーが高頻度で発信しているわけですが、その色落ちを見て、リーバイスユーザーが普段しているような履き方をすれば、ヴィンテージのリーバイスと同じような色落ちをするのではないかと思いました。
記事の前半部分でリゾルト714の色落ちエイジングのレポート、後半でリゾルト714とヴィンテージのリーバイスの色落ちを比較しています
目次
リゾルト714の色落ちエイジングのレポート
現在、同じサイズで3本のリゾルト714を所有しています。
左から、ワンウォッシュから10ヶ月履いた状態、リジットから2ヶ月履いた状態、ワンウォッシュの新品です。
1980年代から、リーバイス501とデニムジャケットを40年近く履いていて、リーバイス以外で同じサイズのものを3本買うのは、はじめてです。
↓リゾルト714
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リゾルト714の概要については、こちらの記事で紹介しています。
10ヶ月履いたリゾルト714の色落ち
10ヶ月程履いたリゾルト714の色落ちとエイジングです。
フロント部です。
ヒゲの濃淡については、9ヶ月ぐらい目でピークをつけて、それ以上はコントラストがつかない感じがします。
ヒゲの拡大写真です。
縦落ちが入っているのが分かります。
リゾルトユーザーより洗濯回数は少な目のため、キャタピラのアタリは出ていませんが、ビッグEのようなベタっとしたセルビッジ跡が出そうな感じです。
バック部分です。ステッチはイエローです。
ハチの巣もつきはじめています。
裾のアタリです。
やや長めで履いているので、凹凸を踏んでしまうことがあり、古着によく見られるリアルさが出ています。
全体のフロントです。
全体のバックです。
(別途、色落ちが進んだ段階で状況をレポートします。)
1年程度履いたリゾルト714の色落ち→ NEW
1年程度履いたリゾルト714の色落ちとエイジングです。
よりヒゲが目立ってきました。リゾルトらしからぬ濃淡です。
バックもやや濃淡が濃くなっています。
かなり汚れが目立ってきました。
個人的には、太ももの汚れで洗濯するかどうかを判断しています。
このあたりで限界なので、このまま洗濯します。
汚れ落としの念入りなウォッシュ→ NEW
洗剤と洗濯機を使っての念入りな洗いを行います。
汚れを完全に落とすので、本来の色落ち傾向がよく分かります。
リゾルトが50年代のダブルエックスようになってしまいました。
洗濯の方法としては、ウエアハウスの洗剤を洗面器に入れて、15~30分程度つけ置きして、念入りに手洗いします。
洗面器でゆすぎを行い、今度は洗濯機に入れて、水量を少な目でゆすぎを行います。
天日で干して終了です。
使用している洗剤は、個人的にはこれ一択です。
他の洗剤は試していませんが、ファーストやダブルエックスでも、この洗剤を、通常よりも少な目の量で使っているので大丈夫だと思います。
乾燥後の状態です。
汚れが落ちて青みが強くなりました。
太もも部分の色落ちに、旧ドゥニームのニュアンスを感じます。
バックを見ると、ステッチの太さが際立っており、履く道具といった感じがします。
フロントのヒゲもこのまま残りそうです。
はちの巣は、この程度といった感じです。
リゾルト714とヴィンテージのリーバイス501の色落ち比較
ヴィンテージのリーバイスの中でも、リゾルト714の色落ちは、66前期とビッグEに似ていると思いました。どちらかというと、66前期よりです。
ダブルエックスの色落ちは、むかしのドゥニームに似ています。
↓旧ドゥニームとダブルエックスの比較
現在の気分として、旧ドゥニームの色落ちは、個人的にヘビーな感じがしているため、ビッグEから66前期の色落ちの方がしっくりきています。
完全に同じというわけではないですが、リゾルト714を履いて、1985年頃、ジャストサイズの66前期をワンウォッシュから履いていた感覚をを思い出しました。(特に、色落ちは意識せずに、洗濯機で普通に洗っていました。)
その感覚が、再度、味わえるとは思っていませんでした。
リゾルト714とビッグEの色落ち比較
左がリゾルト714で、右がリーバイス501のビッグEです。
リゾルトは、W33×L32で、ビッグEの方は、W33×L33です。
後ろです。
以降は、生地の拡大です。
縦落ちの入り方がよく似ています。キャタピラは、この段階でベタっとしているので、ビッグEの感じのキャタピラになる可能性があります。
生地だけを見てみましょう。
完全にシンクロしているように見えます。
次は66前期です。
リゾルト714と66前期の色落ち比較
左がリゾルト714で、右がリーバイス501の66前期です。
リゾルトは、W33×L32で、66前期の方は、W32×L34です。
後ろです。
生地の拡大です。
66前期は、かなり色が落ちてしまっているので、比較が難しいところはありますが、似ています。
リゾルト714は少し点落ちしているので、生地的には、ビッグEの方が近いですが、色落ちの仕方は、66前期に近いと感じました。
なぜリゾルト714はヴィンテージのリーバイスに近い色落ちをするのか
個人的には、リアルタイムで、リーバイス501の赤耳を履いていたわけですが、洗濯を重ねると、おそろしいほど、色落ちしてしまうんですね。
それで、ロクロク(66前期)やダブルエックスに目がいくようになるわけですが、66後期以降のリーバイス501は、洗濯機に洗剤を入れて洗うと、きれいに色が落ちます。
セルビッジモデルが終了して、脇割になるわけですが、そちらの方がザブで洗っても色が残る感じです。
リゾルトの生地は、ロクロクを同じように、洗濯機で洗っても凹んだ部分の色残りや風合いがありますので、根本的に生地や染料が違うことが分かります。
リゾルトは、基本的に、数回履いたら洗濯して、色落ちを楽しむジーンズですが、色落ちした個体を見ても、ロクロクやビッグEのような色残りや風合いがあります。
つまり、リゾルト714は、かなり洗濯しても、色残りや風合いが出る生地を実現しているため、結果的に、リーバイスユーザーが履いた時に、ヴィンテージのリーバイスと同じような色落ちになるのだと思います。
リゾルト714は、リーバイスのジーンズと同じように股上が深めなので、むかしからのリーバイスユーザーが履いても違和感がありません。
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股上を少し小さくして、テーパードを弱めてややストレートにしたのがリゾルト711です。
体型的に711の方があう場合は、711の選択になりますが、714と同じ生地です。
リゾルト711は、こちらの記事で紹介してます。
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