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手持ちのユニクロを藍染したらファインな仕上がりだった件 / セルフReMUJIによるインディゴウェア増量計画

ブルージーンズの所有量をかなり増やしたため、それに見合うシャツも欲しいところなんですが、欲しいシャツが高額だったこともあり、服ばかりにお金をかけすぎてもいられないということで、自前で調達することにしました。

具体的には、手持ちのユニクロをセルフで藍染してインディゴウェアを増量する計画です。

簡単に言いますと、ReMUJI(リムジ)の自作です。

ReMUJIとは、無印良品のMUJI Laboがやってる不要な服を天然藍染してリサイクルするプロジェクトです。

ReMUJI | MUJI 無印良品

リムジは一点もので欲しいアイテムはほとんど女性ものでサイズがあわないため、自作が早道だったということもあります。

このエントリーでは、手持ちのユニクロを天然インディゴ染してリムジした顛末とポイントを紹介したいと思います。

 

目次

 

ユニクロをReMUJIしようと思った3つの理由 

ユニクロを藍染してリムジしようと思ったのには3つの理由があります。

 

1.ジーンズの所有量に見合ったインディゴウェアを増量したい

2.ユニクロのインディゴ染チェックシャツの味出しに再チャレンジ

3.単純にインディゴ染による変化への関心

 

1は、LVC(リーバイス・ビンテージ・クロージング)のレビューを本格的に始めたため、LVCのジーンズのクオリティにマッチするシャツが少ないということがあります。

2は、ユニクロのインディゴ染めのフランネルシャツの味だしにチャレンジしていましたが、生地が丈夫でなかなか味がでてこなかったために、インディゴを厚盛りして味を出しやすくしようとする計画です。

3は、手持ちのユニクロがインディゴ染めによりどう変化するかという単純な興味です。

 

最初に、ユニクロを藍染した結果だけを見て見ましょう。

ビフォー、アフターです。

 

リムジする手持ちのユニクロとその結果(ビフォーアフター)

まず、ビフォーです。

 藍染前のユニクロ(ビフォー)

藍染前のユニクロ(ビフォー)

内訳は、インラインのチェックシャツが2枚とユニクロユーブロードシャツが2枚とJWアンダーソンのボーダーTシャツが1枚です。

 

アフターです。

藍染後のユニクロ(アフター)

藍染後のユニクロ(アフター)

しっかりインディゴ染めできました。 

後ほど、一点、一点、仕上がり具合をチェックしていきましょう。

 

その前に、実際に藍染した方法が重要になります。

と言いますのは、藍染の方法と仕上がり具合が密接に結びついているからです。

気をつける点はありますが、意外と簡単です。

 

天然インディゴ染の方法

今回は1800円ぐらいの藍染セットを使いました。主に絞り染めに使うセットです。

 

これがパッケージです。

天然インディゴ染の方法1

 

開けてみましょう。

天然インディゴ染の方法2

中には、天然の藍と溶剤がアルミの袋に入っていまして、後は、手袋と色落ち止め剤と説明書が入っています。

 

東急ハンズで買いましたが、 アマゾンでも買えます。

SEIWA KONYA-I パック

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では、やってみましょう。

 

バケツに入れた天然インディゴです。

天然インディゴ染の方法3

本来は、先に水を入れておいてインディゴを溶かしていきます。その方が飛び散りにくいんですね。

 

 インディゴを5リットルの水に溶かし、溶剤を入れてさらに溶かします。

天然インディゴ染の方法4

そして、もうひとつ水を入れたバケツを用意します。軽くそそぐためのバケツです。

 

この後の状態は、手にインディゴがつきまくっているため、写真に撮れませんでしたが、原理的には、あらかじめ湿らした服をインディゴのバケツに3分浸して白いバケツで軽くそそいで、空気にさらすだけです。

 

インディゴのバケツに服を入れますと、生地は、蛍光色のような黄緑色になります。この黄緑色が空気に触れることで、鮮やかなブルーに変化していきます。これがインディゴの化学変化的メカニズムです。

 

とりあえず干してる状態です。

 

天然インディゴ染の方法5

 一度空気にさらしてブルーに変化させた後に、ステップとしてはもう一度、バケツでそそいだりお湯で洗ったりして余分なインディゴを落としますが、それは後でもできそうな感じがしましたので、そのまま干してます。

 

作業をしていると、インディゴを含んだ液が、けっこう飛び散りますので、古新聞やビニールシートを用意することがポイントです。

バケツから服を出しますと、落ちにくいインディゴがボタボタ落ちますので、すかさず新聞でくるむと汚れにくくなります。

 

 

 

インディゴ染めをした各アイテムをチェックしてみましょう。

インディゴ染した各アイテムの変化とレビュー 

ユニクロのフランネルシャツ1のインディゴ染

ユニクロのフランネルのチェックシャツです。もともとがインディゴ染めですが、着る頻度もありなかなか味が出ませんでした。

ビフォー 

ユニクロのフランネルシャツ1のインディゴ染 ビフォー

現在も990円で売っていますので人気のあった柄ではないかと思います。

こちらの記事で紹介しましたチェックシャツです。

archipelago.mayuhama.com

  

アフターです。

アフター

ユニクロのフランネルシャツ1のインディゴ染 アフター

最初に染めたものなので、濃く染まっています。インディゴが付着する関係で、最初ほど濃く染まり、最後ほど薄く染まります。

色止め剤を使わなければ、いい感じで色落ちすると思いますので、これは色止め剤なしで着てみたいと思います。(落ち過ぎたら、また染め直すという考え方もできます。)

 

ユニクロのフランネルシャツ2のインディゴ染

 ユニクロのフランネルのチェックシャツです。これもインディゴ染です。

 ビフォー 

ユニクロのフランネルシャツ2のインディゴ染 ビフォー

 これは、どのように変化するかが見たかったということがあります。

 

 アフター

ユニクロのフランネルシャツ2のインディゴ染

 こんな感じになります。

これも色落ち具合をみたいので、色止め剤なしで着てみたいと思います。

 

次は本命です。

 

 ユニクロユーのブロードシャツ1のインディゴ染

 ユニクロユーのブロードシャツのかなり薄いアイスブルー色です。

 ビフォー 

ユニクロユーのブロードシャツ1のインディゴ染 ビフォー

 ステッチがナイロンかポリエステルなので、ステッチは染まりませんので、そのコントラストが面白いのではないかと思います。

 

 アフター

ユニクロユーのブロードシャツ1のインディゴ染 アフター

 けっこう色むらが出てしまいました。しかし、この色むらを狙っていたということもあります。手持ちのジーンズにあわせるためには、こうしたハンドメイド感覚が必要になります。

手垢が残るという言い方もしますが、個人的には、手垢が残るのもありなのではないかと考えてきました。

このシャツはステッチも白なので、染まらずに白のままです。

これは2度染しましたので、色止め剤で色落ちスピードを緩めようと思います。

 

着てみましょう。 

ユニクロユーのブロードシャツ1のインディゴ染

 1960年代のリーバイス501XXにもぴったりとマッチしました。これはユーズドのヴィンテージになりますが、なかなか質感があうシャツがないのです。

セルフでインディゴ染することにより安価で調達することができました。グッチとかギャルソンのシャツを買いますと、現在ですと、最低1枚5万円はいるのではないでしょうか。

 

 ユニクロユーのブロードシャツ2のインディゴ染

 これはユニクロユーのサックスブルーのブロードシャツです。お気に入りのシャツですがストックがあるので染めてみましょう。

最近は、ジーンズにあわせてデニムウエスタンシャツばかり着ているので、ちょっと変えたいということはあります。

 ビフォー 

ユニクロユーのブロードシャツ2のインディゴ染 ビフォー

 このシャツのステッチは水色なので、生地とのコントラストはつきにくいかと思います。 

 

 アフター

ユニクロユーのブロードシャツ2のインディゴ染 アフター

 これも2度染しましたが、置き方が悪かったのか、胴の真ん中あたりが濃くなってしまいました。たっぷりインディゴをのせている状態なのですぐ落ちるかと思います。

これも水洗いして少し色を落としてから、色止め剤を使って色を落ちにくくさせようと思います。

 

着てみましょう。 

ユニクロユーのブロードシャツ2のインディゴ染

 インディゴがべっとりのりすぎている感じです。ラフな感じが出きっていませんのでシャツを少し出しても微妙な感じです。

手を加えるといい感じになると思います。

履いているジーンズはリーバイス・ビンテージ・クロージングの1950年代モデルの501です。レプリカですが、雰囲気はありますのでそれなりのシャツでないとあわないということがあります。

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現在は4本のリーバイス501をリジッドから履きこんでいます。 

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最後は、JWアンダーソンのボーダーTシャツです。

JWアンダーソンのボーダーTシャツのインディゴ染

 個人的にはいい柄だと思いますが、500円になっても大量に売れ残っていました。ストックに1枚買いました。

 ビフォー 

JWアンダーソンのボーダーTシャツのインディゴ染 ビフォー

 これはインディゴ染でどのように変化するか見たかったということがあります。

 

アフター

JWアンダーソンのボーダーTシャツのインディゴ染 アフター

 たっぷりつけこみましたが、それほど変化はせず、インディゴがのったという感じです。これは色止め剤をつかわずにインディゴを落としていこうと思います。

もともとの輝度が落ちるぐらいではないかと思います。

 

 

 

インディゴ液があまりましたので、目についたものも染めてみました。 

 

予定外に藍染したアイテムたち 

計画外の藍染アイテムたち

 左の列がもともと計画していたユニクロで、右の列が予定しておらず、その場のなりゆきで染めてしまったものです。

下からアルマーニの白シャツ、ブルックスブラザーズの目が細かい方のボタンダウンシャツ、JクルーのスーピマコットンTシャツです。

 

予定外に染めているので、ビフォーの写真はありません。

 ジョルジオ・アルマーニの白シャツ 

アフター

ジョルジオ・アルマーニの白シャツ

 ボタンが白く大きいのでアーティスティックな感じになりました。裾だしして着れるようにリフォームしたいところです。

 

ブルックスブラザーズのボタンダウンシャツ

 アフター

ブルックスブラザーズのボタンダウンシャツ

 ちょっと色むらが出ましたがいい色に染まりました。

最後の方なので薄くなってるんですね。

 

Jクルーのスーピマ白Tシャツ

 アフター

Jクルーのスーピマ白Tシャツ

 むかしなつかしJクルーです。日本からは撤退しましたがアメリカ本国では人気ブランドになっています。

生地の感じはいいのですが首回りがヨレヨレです。

一番最後だったので、タイダイみたいな感じになってしまいました。1970年代のサイケ調ですね。

現在は1990年代ブームですが、いずれ1970年代にも見直しが入るのではないかと思います。1970年代がヴィンテージになっていくんですね。

 

 リーバイスも1970年代のモデルをヴィンテージとして扱っています。

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