お洒落すぎるのもなんだし、かといって野暮ったいのもいやだし、普通にこざっぱりしたい恰好をしたい時があります。とくに着膨れする冬はそう思います。
ダウンは着ないのですが、今年は何となくダウンを着たくなりました。
そんな理由でユニクロのシームレスダウンパーカを買ってみました。感想としては、買ってよかったと思いました。
タウンユースなので丁度いい感じだと思いました。実に使い勝手がいいんですね。
このエントリーでは、シームレスダウンパーカーの感想・レビューとシームレスダウンを使った2つのコーデを紹介しています。
目次
1.シームレスダウンパーカーの感想 レビュー
色は紺を買いました。他の候補としては、黒、ブルー、グレーがあり、ブルーかグレーが欲しかったんですが、ジャケットの上に着ることを想定して紺にしました。
実際の売り場では、紺のダウンパーカーは地味に見えますが、コーディネートによって色が引き立ちます。また、このシームレスのシリーズは、表面色が艶消しであるため、非常にシックに見えるのも特徴です。
2017年モデルからは表面テクスチャに質感を持たせさらに洗練された仕様になっています。価格は14900円(税別)です。
ところでシームレスダウンというのはどういうものでしょうか。
シームレスダウンの特徴
普通のダウンは、横に縫い目が入っていますが、シームレスダウンは、縫い目を出さない製法となっています。
縫い目の変わりに圧着したラインがほんのりと入っています。
襟も高めでフードを被ったときの感じもスタイリッシュです。ダウンの量も控えめなので意外とさらっと着ることができます。本格的なアウトドア指向を目指したというよりも、タウンユース指向です。近場の旅行にもぴったりでした。
実際の防寒性能もかなりあり、ユニクロの様々なアウターで、ユニクロライトダウンコンパクトをインナーに着るコーデを試してみましたが、シームレスダウンにインナーダウンを着るとかなり暑くなってしまいすぐに脱いでしまいました。
下に着るヒートテックやシャツや薄手のセーターの仕様にもよりますが、通常の寒さではシームレスダウンにインナーダウンはまったく不要です。最強寒波が到来した時にどうかという感じになります。
現在は、ユニクロのアウターで最強の防寒性能だと思います。このシームレスダウンパーカーでキャップとマフラーを持たなくてすみそうです。
有難いのはポケットの内側がヒートテックフリースになっていることです。これが実に暖かいのです。内側には内ポケットがひとついていて、アイポッドのイヤホンを入れるのに便利だなと思っていたら、イヤホンの線を通すわっかもついていました。
生地も耐久性の高い撥水加工がほどこされており、買ったそうそうコンビニのコーヒーをうっかりこぼしてしまいましたが見事にはじいていました。
このシームレスダウンは、ウルトラダウンのようにコンパクトに圧縮することはできません。通常のファッションアイテムと同様な扱いをする必要があります。
このシームレスダウンパーカーを使ったコーデを考えてみましょう。
2.こなれ感あるノームコア・コーデ
まずはカジュアルです。こざっぱりしたノームコア・コーデです。
紺のシームレスパーカーに、薄いブルーのオックスフォードボタンダウン、ベージュのチノパンです。紺のシームレスダウンにブルーのシャツを合せることで、紺色が引き立ちます。また、ベージュのチノパンを補色的に合せた効果もあります。
寒い場合は、中間にモックアップフリースを着るといいでしょう。
お洒落すぎず、野暮ったくないまさにユニクロ的なノームコア・コーデだと思います。
ブルーやグレーのダウンですと、もっといろんな色とのコーディネートが楽しめるのではないかと思います。
上の写真でコーデしましたアイテムです。
シームレスダウンパーカ
ユニクロのシームレスダウンパーカは、毎年アップデートが繰り返されており、2018年に行われたアップデートは次の内容になります。2019年のモデルも、2018年モデルと同じ系統ですが、素材がややソフトな感じになっています。
2018年以降のアップデートポイント
・すきま風が入りにくく、立体的に見えるフードデザインに改良
・雨雪をはじく耐久撥水加工を強化
・ファスナー付きの内ポケットを追加など
参考:ユニクロ|シームレスダウンパーカ
価格帯は違いますが、シームレスダウンとしては、水沢ダウンがあります。水沢ダウンというのは、デサントの水沢工場でつくられている高機能ダウンになります。
アローズでも扱っている水沢ダウンのモデルです。
オックスフォードシャツ
シャツは、オックスフォードシャツです。ユニクロのオックスフォードシャツはコストパフォーマンスの高さでも定評があります。
無印良品のオックスフォードボタンダウンと比較した記事です。
レギュラーフィットチノ
ボトムスは、レギュラーフィットチノです。股下寸法が、76㎝と85㎝があり、裾上げしなくても履ける場合が多いです。真冬はこれだけでは寒いので、下にヒートテックタイツを履きます。
通常の寒さですと、シャツの下にヒートテックを着て、シームレスダウンを着ますと十分な感じもしますが、それでも寒い場合は、薄目のフリースを着ます。
ヒートテックフリース
ユニクロ|ヒートテックストレッチフリースモックネックT(長袖)
フリースにヒートテック機能がついたひじょうに機能性の高い製品です。
このモックアップタートルは、着てみますと意外とシックだったので、紺と黒を買いました。価格も1500円(税別)とお手頃です。
次にはビジネスです。
3.スーツスタイルのビジネス・コーデ
ユニクロルメールのカシミアジャケットとカシミアパンツをスーツ風に組合せその上にシームレスダウンを着せてみました。ネクタイもむかし販売していたシルバーのニット風タイをあわせてみました。オール・ユニクロです。(ユニクロルメールについてはこちらの記事)(2017年現在、ネクタイの販売も一部再開)
シームレスダウンの紺を選んだことでビジネスにも使えました。紺や黒は、ビジネスユースではほとんど問題ないレベルだと思います。
2018年のシームレスダウンのメンズのカラー傾向は、オレンジを除いて全体的にシックな感じの色目になっています。明るい感じは、オレンジ、ライトグレーとなり、それ以外はシックなカラーとなっています。シームレスダウン単品で見せるというよりも、他のアイテムと組み合わせてみせるレイヤードを意識したカラーリングになっています。
スーツに合わせる場合のサイズ選びについては、ジャケットの上に着て窮屈にならないサイズを選ぶといいと思います。ジャケットを着て試着してみるといいですね。
次は、シームレスダウンパーカですが、ビジネス・ユースがメインであれば、さらに丈の長いコートがあります。
シームレスダウンコート
シームレスダウンコート|MEN(メンズ)|公式オンラインストア
価格は15900円(税別)です。お尻まですっぽり隠れます。
ロングコートもあります。膝まで隠れます。
ここで、ユニクロのスーツを考えてみましょう。
ユニクロにスーツはないと思ってる人は多いのですが、同じ生地の上下を合わすことで、セットアップのスーツとなります。実際、スーツを想定してつくられています。
禁断のユニクロ・スーツです。
4.セットアップのユニクロ・スーツ
(追記:この記事を書いた2015年当時は、ユニクロはスーツをつくっていませんでしたが、現在は販売しています。)
ルメールのユニクロスーツ
まず、これまでユニクロでスーツを考える場合のパターンです。
ジャケット、パンツがルメールのカシミア混で、シャツもルメールです。(ネクタイはジェフバンクスの細いタイです。メーカーよりもタイの細さで選んでいます。)
このルメールのパンツには、ベルトループがなく、サイドのアジャスタでウエストを調整するようになっています。
少し前までは、オールユニクロでスーツを考える場合は、このように同素材アイテムを組みあわせる形でセットアップを考えていましたが、今はその必要がありません。
まず、現在のユニクロのスタンダードなスーツです。ウィメンズも揃っています。
ユニクロのセットアップ・スーツ
まずジャケットです。
ストレッチウールジャケット
ストレッチウールジャケットです。
袖丈や着丈なども含めて豊富にサイズも用意しており、毎年、すさまじくアップデートされています。店舗に行かれますと、サンプル等がわかりやすくディスプレイされています。
サイズの選び方としては、スタッフに直接計測してもらったり、置いてあるサンプルを試着することで、ぴったりサイズを選んだりできるフレキシブルな方法がとられています。確認できたサイズをもとに、オンラインでも注文できます。
フィット感では、レギュラーとスリムの2つのスタイルから選べます。
こちら↓の公式ページでかなり詳しく説明されています。
このジャケットにあわせるパンツは、ストレッチウールパンツです。
ストレッチウールパンツ
ユニクロ|ストレッチウールパンツ(オールシーズン)|MEN(メンズ)
スリムのジャケットにあわせるのは、スリムフィットパンツとなります。
ユニクロ|ストレッチウールスリムフィットパンツ(オールシーズン)|MEN(メンズ)
このセットアップスーツにあわせたオーダーメード感覚で選べるシャツもあります。細かい設定を数限りなく用意したパターンオーダーだと思います。
ユニクロ|オーダーメイド感覚で選ぶ、ファインクロスシャツ|MEN(メンズ)
このオーダーメード感覚で選ぶファインクロスシャツもいいんですが、現時点のユニクロでは、スーパーノンアイロンシャツがかなりよくできています。外国人サッカー監督が着ている白シャツのような仕上がりになっています。
どうでしょうか? ユニクロのセットアップ・スーツ。ジル・サンダー(+J)やクリストフ・ルメール(ユニクロユー)とのコラボで培ったデザインがそこはかとなく反映されているように思います。
ユニクロユー2018AWでもセットアップスーツが用意されています。素材的には、ジル・サンダーが使っていたのと同種素材のウールになります。
ユニクロユーのセットアップスーツ
ジャケットです。
ユニクロユーらしいモダンでゆったりしたシルエットになっています。
パンツです。
裾にかけてゆったりとテーパードさせるシルエットです。
ユニクロ|ウールブレンドワイドテーパードパンツ|MEN(メンズ)
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