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ユニクロが究極の白シャツを完成していた件 / スーパーノンアイロンシャツ・スリムフィット

2018年の夏は、ユニクロや無印良品や ZOZOのオックスフォードシャツをあれやこれやとチェックしていました。

いずれもグッドクオリティで好きな白シャツと言えるんですけど、現在、着たい白シャツとは少し違っていました。

2018年の感覚には何かが足りなかったのです。


ふとユニクロの店舗をのぞくと、ユニクロが究極の白シャツを完成していました。その時イメージする白シャツに限りなく近かったのです。
このエントリーでは、ユニクロの究極の白シャツであるスーパーノンアイロンシャツを紹介したいと思います。

 目次

 

それは外国人サッカー監督が着ているような白シャツだった

個人的には、オックスフォードボタンシャツが好きなので、これでもいいんですが、多くの人が求めている白シャツとは少しズレがありました。

それは、このブログへのアクセスデータを分析することでも理解できることでした。

 

例えて言うなら、多くの人の白シャツへのインタレスト(関心)の奥底に、外国人サッカー監督が着ているような白シャツのイメージがあるようにみえました。

 

ZOZOのオックスフォードシャツを限界まで調整してみた

今から考えてみるとおかしな話なんですが、僕はオックスフォードシャツのサイズを限界まで調整することで、そうしたイメージに近づけるのではないかと思いました。 

ZOZOのオックスフォードシャツを完全精度の白シャツにした件 / ユニクロと無印良品のボタンダウンとも比較 

 結果は、完全精度の白シャツは、ニュートラルでプレーンな印象となってしまい期待したのとはまるで反対のベクトルへ向かってしまいました。

そもそもオックスフォードというカジュアルなテイストに究極という言葉は似合わなかったのです。

 

究極のシャツはビジネスコーナーにあった

実際は、気づいていたのですが、その究極のシャツはビジネス寄りのコーナーにあったため、発見が遅れたということはあります。

名前が、スーパーノンアイロンシャツというのもビジネスっぽいものがありました。

というか、完全にビジネス向きにつくられたシャツだったのです。

「だったのだ」と過去形なのは、これをカジュアルに着るために買うからです。

そして、いつのまにかスリムフィットも発売されているのでした。

スリムフィットの発売は、ユーザーからのリクエストということなので、外国人サッカー監督が着る白シャツのイメージというのは、あながち間違っていなかったのです。

 

スーパーノンアイロンシャツ スリムフィットの感想・レビュー

では、ユニクロのスーパーノンアイロンシャツとやらを見てみましょう。

 

ユニクロ スーパーノンアイロンシャツ スリムフィット

 黒いリボンで巻かれています。一番最初のファインクロスシャツもこうした黒いリボンで巻かれていました。

ひと目みて分かるのは、襟の美しさです。

襟が異常なほど美しいシャツ

スーパーノンアイロンシャツの襟形としては、ボタンダウンとセミワイドがあるのですが、カジュアルに着るので、ボタンダウンにしました。

本当はセミワイドが欲しかったのですが、ネクタイをあまりしないということもあるし、ユニクロのセミワイドはもともとよく出来ていて、発展過程にあるボタンダウンの襟をチェックしたいということもありました。

 

今回のスーパーノンアイロンでボタンダウンの襟を大きくロールさせてきたことがわかります。

イタリアのルイジ・ボレリというメーカーが、ボタンダウンの元祖ブルックス・ブラザーズの襟形をお手本にしたエピソードを思い出します。いいボタンダウンは襟がロールしているのです。

ボレリはもう少しセミワイド気味でなので、ユニクロが日本人に似合う形に仕上げてきたと言えます。 

 

タグにはギッシリと説明書きが…

タグにギッシリと説明が書かれています。ユニクロはタグにギッシリと説明を書くのは基本的には珍しいです。

よほど自信があるか自信がないかのどちらかですね。

 

読んでみましょう。

ユニクロ スーパーノンアイロンシャツ スリムフィット タグ

 いろいろ書いてあるんですが、何か書きたりなかったような感じもしますね。

アイロンをかけなくていいノンアイロンシャツは、だいたい化繊が入っていると思いますが、このシャツは綿100%です。

いいシャツは綿100%神話みたいなものがあるかは分かりませんが、個人的には、着続けたくなるシャツは綿100%です。

 

リボンをほどいて平置きしてみましょう。 

ユニクロ スーパーノンアイロンシャツ スリムフィット

シルエットはいい感じですね。色も白く、艶があり、生地も滑らかで厚みが感じられます。

ブロードの薄さと繊細な感じはしませんが、ヌメっとしていて上品な感じがします。

 

裏も見てみましょう。 

ユニクロ スーパーノンアイロンシャツ スリムフィット

 センタープリーツも背ダーツもないすっきりしたディテールです。

裾はパンツに入る部分まで絞っていて、パンツのなかで開いた感じになっています。

 

試着してみますと、サイズ的には、Sサイズが着れました。ピチピチ気味でしたが、タイトに着たかったのでよしとしました。

通常のユニクロのシャツは、Mサイズを着ているので、微妙にサイズ体系を変えているのかもしれません。

 

 

 

確認の意味で、スーパーノンアイロンシャツSサイズとユニクロのMサイズ、ZOZOのオックスフォードシャツと重ねあわせてみましょう。

ユニクロとZOZOのオックスフォードシャツとの比較

まず、スーパーノンアイロン・スリムフィットSサイズとユニクロのオックスフォードシャツMサイズの重ね合わせです。

ユニクロとZOZOのオックスフォードシャツとの比較1

重ねあわせてみますと、スリムフィットとレギュラーフィットとの重ね合わせなので、身幅は違いますが、全体的には大きな違いがあるわけではありません。

オックスフォードシャツのMが、裄丈(肩幅の1/2+袖丈)が1㎝弱長いだけです。

 

今度は、スーパーノンアイロン・スリムフィットSサイズと限界までサイズ調整したZOZOのオックスフォードシャツと重ねあわせてみましょう。

ユニクロとZOZOのオックスフォードシャツとの比較2

 袖丈は、スーパーノンアイロンシャツが5㎜ほど長いです。スリムフィットなので、胴から裾にかけて、ZOZOのオックスフォードよりかなりシャープになっています。

着丈は長いのですが、このシャツはパンツインでしか着ないので、このぐらいあった方がシャツのラインはきれいになります。


実際に着用したみた記事です。

スーツではなく、ジーンズにあわせてカジュアルに着ています。

 

 ユニクロがユニクロを越えた?

一応、お約束的に、洗濯した後の状態を確認してみましょう。

手洗いして、脱水しないままハンガーにかけました。

 

暑い日ですと、3~4時間ほどで乾きます。襟や袖は、これまでのユニクロにないぐらいしっかりしているので、他の部分に比べて乾きにくい傾向があります。

ユニクロ スーパーノンアイロンシャツ スリムフィット 手洗い後 

手洗い乾燥後は、ほんのりとしわは残っている感じもしますが、むしろ購入時にたたんであったしわがとれた感じです。

腕の横にあるプレス後はしっかりと残っています。

 

カジュアルに着ますので、これは、まあこんなものかという感じなのですが、よく見てみると、重要な点を見落としていることがわかりました。

 

イタリアのシャツ並みのディテール

一番下のボタンホールを水平にきっているのです。

ユニクロ スーパーノンアイロンシャツ スリムフィット 水平のボタンホール

これは、ボタンホールを横にきることで、水平方向に動きやすきするためですが、シャツをきれいに着るための工夫と考えるといいかと思います。

これは高級なシャツはしていることが多いんですね。

ユニクロのシャツは、これまで一番下のボタンホールも縦だったので、シャツづくりで違う次元に入ったと考えることができるわけです。

これはユニクロではない! と思いましたがユニクロなんですね。

 

イタリアのシャツはカジュアルめのシャツでも、一番下は水平にボタンホールをきっています。 

イタリアのシャツ 一番下は水平にボタンホール

 ユニクロのシャツがイタリアのナポリのハンドメイドのシャツみたいになってしまったんですね。

あとは、この生地が着続けることでどのように変化するかですね。それで本当の評価が決まります。

 

 

 

最後に、スーパーノンアイロンシャツのラインナップも見てみましょう。 

スーパーノンアイロンシャツのラインナップ

 スーパーノンアイロンシャツのラインナップは大きく分けると4種類になります。

ユニクロ スーパーノンアイロンシャツのラインナップ

レギュラーフィットのセミワイドとボタンダウン、スリムフィットのセミワイドとボタンダウンだ。

色目は、白と薄いブルーと薄いピンクがあります。

公式ページ

ユニクロ|ファインクロススーパーノンアイロンシャツ(レギュラーフィット・セミワイドカラー・長袖)

ユニクロ|ファインクロススーパーノンアイロンシャツ(レギュラーフィット・ボタンダウン・長袖)

ユニクロ|ファインクロススーパーノンアイロンシャツ(スリムフィット・セミワイドカラー・長袖)

ユニクロ|ファインクロススーパーノンアイロンシャツ(スリムフィット・ボタンダウン・長袖)

 

ブルーの色をもう少し研究して欲しいという気持ちもありますが、そうなると追加で買わなければならなくなりますのでこのままでもいいと思います。


ユニクロがまた最高の白シャツをつくってしまったと思う…

この表現は少しおおげさかもしれませんがが、いいシャツをつくったとは確実に言えるだろうと思います。

 

 

 

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