8月31日にユニクロとイネスの秋冬新作コラボ が発売されます。
今回もメンズがなくて残念ですが、キッズが新たに加わっています。
ユニクロ|イネス・ド・ラ・フレサンジュ 2018年 秋冬コレクション
ユニクロ×イネスの注目点は、骨格ストレート体型にもぴったりのコレクションということなんですね。
このエントリーでは、ユニクロ×イネスが骨格ストレート(以後、ストレート)にぴったりの3つの理由を紹介したいと思います。
目次
ユニクロ×イネスがストレートにぴったりの3つの理由
結論から言ってしまいますと、
- ユニクロ×イネスはシック
- ユニクロ×イネスはトラディショナル
- ユニクロ×イネスはフェミニン
ということになります。
ひとつひとつ簡単に見ていきましょう。
1.ユニクロ×イネスはシック
まず、イネスのユニクロコラボでのコンセプトは、パリジャン・シックになっています。
イネスが掲げるコンセプトにシックというキーワードがあります。
ストレートは、体型がまるでシックでないために、シックな洋服で中和する必要があるんですね。
ストレートは、シック路線が基本で、それ以外はハズシで見せるということになります。
2.ユニクロ×イネスはトラディショナル
パリジャン・シックは、フレンチ・シックに含まれますので、パリジャン・シックにもフレンチ・アイビー的な要素があります。
フレンチ・アイビーはトラディショナルなアイテムをシックに着るので、アイテム的には、ストレートにぴったりになります。
トラディショナル(トラッド)なアイテムとは、ジャケットやコートやシャツといった長年、生き残ってきた服です。
長年、生き残ってきたということは、誰にでも似合う服ということが言えるわけです。誰にでも似合うパターンが支持されて生き残ってきたわけですね。
(フレンチ・シックのプロトタイプについては、1970年代に書かれた「チープ・シック」が参考になります。)
3.ユニクロ×イネスはフェミニン
これは、ストレート(女子)様に限る項目になるんですが、トラディショナルなアイテムをストレート様がうっかり着ると、凛々しい感じで似合うんですけど、いかしたおっさんになってしまう可能性がわずかながらあるんですね。
逆の言い方をしますと、あまりにもベーシックでトラディショナルなアイテムなので、ユニクロ×イネスをメンズでも着れる可能性があったわけです。
そう思って個人的にも、ユニクロ×イネスを何点か買ってきてわけですが、2018秋冬のラインナップを公式ページでチェックして驚きました。
今年は、1点をのぞいて、もうメンズでは買いにくくなってるんです。
例年よりもフェミニンなディテールになっているんですね。
ストレートがユニクロ×イネスを着て、あろうことかおっさんに変身する可能性が完全に排除されてしまったのです。
ディテールを少し見てみましょう。
2018AWのウールブレンドジャケットです。
一見、トラディショナルな感じでメンズでも着れそうなんですが、ディテールがフェミニンなんですね。
ラペルがお洒落なピークドラペルになっているんですが、下ラペルのラインが優美なカーブになってるんです。メンズのピークドラペルでもカーブのものは多いんですが、これでシルエットが甘い感じになってしまうんですね。
これまでのユニクロ×イネスなら、もう少し直線に近づけてくれたのではないかと思うんです。
このディテールであれば、屈強なストレート体型が着てもおっさんにはなりません。
間違いがあったとしても、イタリアの洒落た伊達男の感じになりますので、それはそれでカッコいいのではないかと思います。
フェミニンの方向に触れてしまったユニクロ×イネスは、もうメンズでは買いにくいということで、これまでに買ったユニクロ×イネスを紹介したいと思います。
メンズが買ったユニクロ×イネス
ステンカラーコート
すべてウィメンズの大きいサイズです。LとかXLとかは大きいので軽く着れます。
ステンカラーのコートです。素材はポリエステルとナイロンです。
メンズで売っているステンカラーコートは、おっさんっぽいので、どうなんだろうなあと思いながらユニクロの店舗を物色していて発見しました。
左が2015AWのもので、右が2017AWのものです。
両方とも紺ですが、色目は違います。
ポケッタブルなので、クシャクシャに折りたためます。2015AWには、収納袋がついていました。
製品染でマット調なので、シワがよったまま着てもおかしくないです。
旅行時の必需品なので、なくした時のために、もうひとつ買いまいした。
今年はありませんが、来年は発売されると思います。
おそろしいことに、ベージュのSとMは、現在も5990円で残っています。
ポプリンジャケット
これは、2018SSのポプリンジャケットです。
フェミニン化してきてますので、ストレートのメンズが着るのはこれで限界です。
遠目では、ライトグレーに見えて、近寄ると細かいギンガムチェックになっています。
袖のボタンは、本切羽(ほんせっぱ)です。ボタンであくんですね。
イネスがなぜ本切羽にしているかといいますと、袖をめくって、シャツやニットや時計やアクセサリーを少し見せるわけですね。
本切羽のものは、商品写真で、袖をめくった状態で写していますのでわかります。
トラディショナルなアイテムばかりで固めていきますと、どんどんおっさん的要素が増えていくわけですが、そのため、フレンチシックではアクセサリーでカスタマイズするという傾向があります。
トラディショナルという基本的な型はありますが、自分の好みで集めたアイテムを自分流にコラージュします。
腕時計もアンティークなどの1点ものが好まれます。写真は1950年代のロレックスをヌメ革ベルトでカスタマイズしています。
アンティークのロレックスをヌメ革ベルトでカスタマイズする / 英国仕様のROLEX デニソンケース
アンティークやヴィンテージは、無理に買うのではなく、自分に縁があったら買ったりもらったりするというスタンスでいいのではないかと思います。
腕時計は、何個も身につけれるものではありませんので、縁があるものしか持たないと考えれば、チェックするだけでも楽しいです。
(フレンチシックでは、カルティエのタンクが昔から人気があるような感じです。)
チェスターコート
2015年ぐらいのチェスターコートです。メンズっぽいデザインなので買いました。
袖も本切羽です。
襟がベルベッドで切り替えてあったりします。
ボタンホールは、ユニクロ×イネスのトレードマークの赤い糸です。
モッズコート
これは2017年のモッズコートです。
フレンチシックなので、ミリタリーもので気に入ったものは、コーデに加えます。
短めの丈を着たかったので、ウィメンズのMを選んでいます。
赤糸もしっかりついています。
このように、これまでのイネスはわりとメンズでも着れるデザインだったのですが、2018春夏からフェミニンなディテールが加わってきて、2018秋冬ではその傾向が決定的となりました。
最後に、2018秋冬のコレクションで、ストレートがおさえておくべきベーシックすぎるアイテムで気になったものをチェックしてみましょう。
ストレートが ベーシックなアイテムをイネスで選ぶというイメージになります。
ユニクロ×イネス2018AW・骨格ストレートチェック
ソフトツイードジャケット(チドリ)
ラペルは直線に近いですが、ボタンと袖口ボタンホールの赤糸がフェミニンな印象に仕上がっています。
実物の千鳥柄の大きさがチェックポイントです。
ウールブレンドジャケット
マットな質感のウールブレンドジャケットです。メンズのジャケットっぽいですがラペルで柔らかい印象にしています。
ストレート体型はジャストサイズのジャケットをジャストサイズのジーンズにフレンチアイビーっぽくあわせるとすっきりと着れます。
ユニクロユーのウールブレンドジャケットを新しいベーシックとして選んだ / ルメールのつくるシルエット
アウターでは、コート類もたくさんありますが、丈が長そうなので、骨格ストレートはとりあえずスルーです。(ピーコートはいけそうな感じもします。)
コーデュロイシャツ
コーデュロイシャツの黒です。
襟はオープンカラーで、一番上の赤糸が効いています。
ソフトフランネルシャツ
フラノシャツの黒です。これも赤糸つきです。
夏までは、白シャツとか白いTシャツとかが人気でしたので、反動で、黒いシャツがお洒落に見えます。
コットンストレートパンツ
コーデュロイのコットンストレートパンツです。センタープレスつきです。
コードバンやエナメルのピカピカのコインローファーなんかもいいですね。
ウールナカオレハット
ウールの中折れハットです。これはネイビーですが、ブラウンとワインもあります。
以上は、8月31日に発売されるアイテムですが、10月5日には、ストレートでも着れるかもしれないコートが発売されます。
ウールブレンドコート
カシミヤのような柔らかさを持つらしいウールブレンドコートです。
メンズでも着れそうな感じなので、説明を読みますと、男女兼用ということでした。
メンズはもうない感じなので、男女兼用のアイテムをつくっていく方向になるのかもしれませんね。
実際に購入されたユーザーの声です。
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