ZOZOのプライベートブランド3回目のレビューです。今回はオックスフォードシャツのレビューになります。
ZOZOスーツの計測結果を参考にしながら、極限までサイズ調整を行いオーダーしています。
このエントリーでは、ユニクロと無印良品のボタンダウン白シャツと比較しながら、ZOZOのオックスフォード白シャツを紹介したいと思います。
目次
ZOZOのオックスフォードシャツがやってきた
注文してから約2週間かかりましたがしっかりやってきました。
完璧なサイズ調整をしたという自負があるために、即座にバーコードのついたビニール袋は捨てさっています。これで、返品・交換はできません。
完全精度の白シャツです。
拡げてみましょう。
まず、最初に印象的なのは、色目です。かなりクリーム色がかっています。あとは、ツイッターなどでよく言われていた裾は、確かに開き気味になっています。
この裾幅については、ZOZOのサイズ指定でも調整することはできません。
裏です。
センターにプリーツが入っています。これは普通ですね。裾は後ろから見てもやはり開き気味です。
なぜZOZOスーツアプリの推奨サイズで注文せず、サイズ指定で注文するのか何度か聞かれました。
なぜサイズ指定でオーダーしたのか
ZOZOのパターンオーダーの製品は、ZOZOスーツアプリの推奨サイズでも、サイズ指定でもオーダーできますが、骨格ストレート体型のぴったりというのはかなりシビアなんですね。
そのために、より精度の高いサイズ指定でオーダーしました。
サイズ調整の方法ですが、ユニクロと無印良品のそれぞれMサイズを着て、寸法の大きい所や小さいところを厳密に調整しています。
ユニクロと無印良品のオックスフォードシャツを、フルオーダーでいうところの仮縫い的に利用したわけです。
こちらのエントリーで実際にZOZOにオーダーするサイズを割り出しでいます。
ZOZOスーツのイージーさとは逆行して、このオックスフォードのシャツを頼むのにやたら手間と時間がかかってしまうことになりました。
送られてきたオックスフォードシャツの検証です。
ユニクロと無印良品のオックスフォードシャツとも比較
ユニクロのオックスフォードボタンダウンシャツの上にZOZOのオックスフォードシャツを重ねてみましょう。
着用イメージの検証の結果、ユニクロのMサイズから肩幅は2㎝、胸囲は4㎝、袖は1㎝、着丈は3.5㎝つめています。その通りになっています。
コントロールできない項目として裾幅がありますが、重ねてみて、やはりZOZOの裾幅は大きいということが分かります。
極端な言い方をしてしまいますと、ZOZOのオックスフォードシャツの裾は開いたイメージになるわけです。ですので、裾幅を絞るために肩幅や身幅はあまり余裕を持たせないことがポイントではないかと思います。
次に、無印良品の洗いざらしオックスフォードボタンダウンシャツの上にZOZOを重ねてみましょう。
こちらも着用イメージの検証の結果、肩幅は3㎝、胸囲は2㎝、袖は3㎝つめています。これもオーダー通りです。
着丈は無印良品と同じです。
ユニクロと無印良品のMサイズから数㎝レベルの調整ですので、カジュアルに着ることを考えますと、微妙な調整ということになります。
ユニクロと無印良品のオックスフォードシャツのレビューです。
ユニクロと無印良品のオックスフォードシャツを着ていて特に問題を感じているわけではありませんが、ZOZOスーツの仕組みを使って、より厳密にサイズ調整をしてみたということになります。
ZOZOスーツアプリの提案サイズも一部採用
ZOZOスーツの信頼性のために言っておきますと、胸囲と着丈はZOZOスーツの提案サイズ通りでオーダーしています。
手首は、ブルックスブラザーズと同じ22㎝としています。
ZOZOのオックスフォードシャツの袖口にはボタンがひとつしかないため、袖の長さは失敗すると調整がきかないです。(通常の既製品は、袖口にボタンが2つあって、袖が長い場合、狭い方のボタンで調整するようになっています。)
では、早速着てみましょう。
ZOZOのオックスフォードシャツを着てみた
まず、裾だしからです。完全精度の白シャツはどんな感じでしょうか。
オックスフォード・裾だし
うん? 極めて普通の印象ですね。
完璧精度の白シャツは普通の白シャツでした。
一応、ぴったりと言うことはできそうです。
単品で来ますと、シャツの袖がやや長めに見えますが、ジャケットを着た場合、袖より1㎝程度長めにしたいので、このぐらいの袖の長さとなります。
ボトムスは、ZOZOのストレートジーンズを履いています。
こちらの記事でレビューしています。
横と後ろです。
裾が開き気味であるものの、着ているおっさんが骨格ストレート体型であるために、許容範囲ではないかと思います。細身の方が着ますと、多少ひらつくかもしれません。
次はタックインです。
オックスフォードシャツ・タックイン
裾が絞れていないため、お腹まわりの生地があまっているような感じもしますが、これも許容範囲でしょうか。
横と後ろです。
多少、腰回りでたるませて着ればよかったかなと思いますが、これも許容範囲ではないかと思います。
極限までサイズ調整した完全精度の白シャツは、至って普通の白のオックスフォードシャツになってしまいました。
ZOZOのジーンズがまっさらのために、ニュートラルな印象になってしまったんでしょうか?
念のためにリーバイス501の古着にもあわせてみましょう。
ZOZOのオックスフォードシャツをリーバイス501にあわせた
1980年代のスモールeの古着です。
若干めりはりがでました。
横と後ろです。
こちらも多少めりはりが出ています。
シャツの印象がややリーバイス501におされ気味です。
リーバイス501のシルエットは、根っこのところは一緒ですが、時代時代で、こういうシルエットにしてやろうというパターンがあります。そのパターンが個性や特徴となって、着ている人の体型に勝ちます。服を着ているという感じがします。
ZOZOのオックスフォードまとめ
ユニクロとの比較においては、大きな違いは着丈ですので、タックインして着てしまいますと、それほどの違いはないことになります。
無印良品との比較においては、肩幅、袖丈をつめていますが、無印良品は裾にかけてシャープにつくられていますので、無印良品がイメージするシルエット(パターン)を着るということになります。裾のディテールはZOZOの方がすっきりしていると言えますので、どちらが好みかということになります。
ニュートラルでプレーンな印象の白シャツ
ZOZOのオックスフォードシャツを極限までサイズ調整すると、かなりニュートラルな印象のシャツができるということになります。
それは製品自体が持っているパターンというカタチ自体の個性やくせを弱める方向になるので、ある意味、好みや着こなしという意味では両刃の剣なのかもしれませんね。
ZOZOのオックスフォードシャツは、ジャストサイズにしますと、プレーンな印象になってしまうということなんですが、肩幅、袖丈、着丈を好みのサイズに調整できますので、価格という条件を除けば、やはりアドバンテージはあるということはできるのではないかと思います。
最後に、実際に着たみた感覚としては、自分サイズに完全調整していますので、着ていてものすごく気持ちいいなと感じます。
仕上がりの印象は確かにプレーンなんですが、この感覚は、普段味わっているようでいて、味わっていない感覚なので、代えがたいものはあります。
強いて言えば、色目が白になって、ボタンも白にして、ボディをシェイプさせると、個人的には、かなり好きなレベルのシャツということになります。
(追記)ブルーのオックスフォードシャツを追加購入した記事になります。
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