このエントリーでは、ユニクロユー クルーネックTの特徴とタイムレスな魅力をレビュー形式で紹介しています。
目次
1960sロードマチックとクルーネックT
セイコーのロードマチックという時計があり、ステンレスのブレスをナイロンベルトに付け替えようと取り寄せていましたが、この質感にあう服が見当たらずしばらくそのままにしていました。
ロードマチックは、1968年から製造が始まり1970年代に流行した時計で、グランドセイコー、キングセイコーの次ぐらいのグレード。56系という上級機と同じ優れたムーブメントを搭載しています。
むかしの日本のビジネスマンにかなり人気のあるモデルだったと思います。種類も多く、現在はヤフオクで2000円ぐらいから買えます。
2018年になって、ユニクロの店舗で、ユニクロユーのクルーネックTシャツを見ていますと、1969年製のロードマチックの質感にぴったりだということがわかりました。
とりあえず、ユニクロユーのクルーネックTのグレーを買いました。買っていたベルトがグレーだったためグレーを選びました。
ベルトをつけかえてみました。
思ったとおり、セイコーロードマチックの質感にクルーネックTが見事にマッチしています。(ナイロンベルトへのつけかえ方法は こちらの記事 )
諏訪精工舎の56系ムーブメントが、ユニクロUクルーネックTの上で、軽快なハイビートを刻んでいます。日本のものづくりの時間軸がうまく重なりました。
そういうクオリティがユニクロUのクルーネックTにはあるのだと思いました。
では、ユニクロUのクルーネックTを見てみましょう。
ユニクロUのクルーネックT(レビュー・感想)
ユニクロユーのクルーネックTのグレーです。
生地は、240gヘビーウェイトの天竺織。*1 ザクッとした硬い質感です。透けないTシャツということもあり、ウィメンズで大人気を博し、今シーズンからメンズでも展開されたアイテムです。裾を少し絞っているところに特徴がありますね。価格は1000円(税別)です。
シルエットを見てみましょう。
グッチのTシャツと比較
ユニクロUの上に、グッチのTシャツを重ねてみました。
裾の微妙な絞りを除けば、シルエットはぴたりと重なりました。シルエット的には、トム・フォード時代のグッチのTシャツとほぼ同じと言っていいでしょう。
サイズは、グッチはMサイズで、ユニクロユーはタイトに着るのが好きなのでSサイズを選んでいます。
春夏も、ルメール氏はゆったり着ることを推奨している感じなので、必ずしもタイトなサイズを選ぶ必要はないのではと思います。2サイズ買いもありますね。
このグッチのTシャツの生地は、ユニクロユーのようなざっくり感はなく、ヘインズのTシャツのようにほわっとしています。
シルエットは似ていますが、首まわりのデザインを拡大して見てみましょう。
首まわりのデザインは明らかに違います。製品としての耐久性のコンセプトが違うので、その違いは首まわりに顕著にあらわれます。
ユニクロユーのクルーネックTが相当長い耐久性をコンセプトしていることは、首まわりと肩を見ることでわかります。
肩が丈夫なまたぎ2本針で縫われています。ステッチがダブルになっています。
そして襟は、生地を両側からはさむバインダーというつけ方になっています。 こういうディテールを店舗で見て、1960sロードマチックにあうだろうなと考えたわけです。
このTシャツに1000円という価格ながらタイムレスなものづくりを感じたわけですね。
手持ちのTシャツの中かから、この「2本針またぎステッチ」のTシャツを探して比較してみました。グッドウェアのTシャツと比較したかったんですが見当たらないので、違うもので比較してみました。
バナリパのTシャツとの比較
むかしのバナナ・リパブリックのTシャツも「2本針またぎステッチ」でした。
バナリパは襟がバインダーでないためか少しよれはじめています。
このバナリパも硬い生地なので、アタリによる味が出はじめています。ユニクロユーのクルーネックTを着こんでいった時に、どういう味がでるか楽しみです。
わりときれいな色の方が味はでやすい傾向にあります。
実際に着こんでみないとわからない面はありますが、味出しを考えた場合は、春色カラーの黄、赤、緑の3色が狙い目かなとも思えます。赤の場合は実物の色を確認した方が安全です。
外国人が着ふるした味出しTシャツを着ていますが、普通のTシャツの場合は、味が出る前に、伸びたり、擦れで穴があいたりしますので、よほど丈夫なTシャツじゃないとできない芸当なんですね。
シルエットもチェックしてみましょう。
このむかしのバナリパSサイズは肩まわりがかなりきついのですが、ユニクロUと重ねてみることで実際に肩まわりをタイトにつくっていることがわかります。
グッチのTシャツのシルエットに重なったように、タフでハードな素材感ですがシルエット的には上品目を狙っているような感じです。
もう一枚「2本針またぎステッチ」のTシャツがありました。沖縄のTシャツメーカーハブボックスのTシャツです。
ハブボックスのTシャツとの比較
肩は2本針ですが、襟はバインダーではありません。
今のところ、バインダーはユニクロUのクルーネックTということだけになってしまいました。
同じSサイズですがハブボックスは裾と袖が明らかに短いですね。身幅も広いです。
オリオンビールのTシャツをつくったりする会社です。
ユニクロユー2018春夏の第2弾で、スーピマコットンのクルーネックTも出しましたので、現在、ユニクローユーのクルーネックTは2種類になります。
スーピマコットンのクルーネックTについては、こちらの記事で紹介しています。
最後に少しコーデを見てみましょう。
ユニクロUクルーネックTのシンプルコーデ例
ベイカーパンツとのコーデ
このクルーネックTとGUのベイカーパンツのコーデはぴったりですね。
Tシャツをアウターとして着れるコーデです。
ルメール氏のスタイリングのようにパンツインしてみました。
個性がかなり出ますので、時計などのアクセサリーが欲しいところです。
ジーンズとのコーデです。
スリムフィットジーンズとのコーデ
ユニクロのスリムフィットダメージジーンズとのコーデです。わりとあってますね。
レギュラーフィットジーンズとのコーデ
ユニクロのレギュラーフィットダメージジーンズとのコーデです。レギュラーフィットのヴォリュームがあるので、はおりものが欲しいような感じもします。
ユニクロユーのクルーネックTの定番アウターとしてはデニムジャケットがあります。
現在ユニクロから出ているデニムジャケットにもそれぞれ特徴があります。
あわせて比較したいTシャツ
比較用に、10年ぐらい着たアメリカのグッドウェアのTシャツを探しましたがありませんでした。どこかのアジアの安宿の屋上に干したままになっている感じです。
グッドウェアのTシャツは、セレクトショップでも買えますがネットでも買えます。
少しチェックしてみましょう。
グッドウェアのアメリカ製のポケットTです。
ヘインズのヘビーウェイトのTシャツBEEFYも外せないないですね。透けないということで、アマゾンで182件もコメントがついています。
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