ユニクロユー2019SS(春夏)新作が、2月1日から発売されています。
こちらが公式の特設ページになります。
Uniqlo U(ユニクロユー)2019年春夏コレクション|UNIQLO
ユニクロユーには定番的なアイテムもありますが、強調したスタイルを打ち出してくる場合もあります。
2019SSでは、ユニクロユーが解釈したオーバーサイズシルエットを完成させたという感じがしました。
このエントリーでは、実際に購入した3アイテムと、チェックしておきたい2アイテム、計5アイテムを感想を交えながらレビューしたいと思います。
目次
- ユニクロユー2019SSの新作を買ってみた
- クルーネックT長袖(2019モデル)
- ミラノリブジャケット(2019コットンモデル)
- オーバーサイズクルーネックT(2019モデル)
- ワイドストレートベイカーパンツ(2019ルメールスペシャル)
- ミラノリブクルーネックセーター(2019モデル)
- おすすめは5アイテムだけなのか?(その他のアイテム)
まず、本日購入したユニクロユー2019SSの新作です。
ユニクロユー2019SSの新作を買ってみた
クルーネックT長袖(白)のSとMの2サイズとミラノリブジャケット(紺)のSとオーバーサイズクルネックTのSサイズです。
気に入ったTシャツは、だいたい2サイズ買いしますので、クルーネック長袖Tは店頭で見て気に入ったということになります。
公式ページのリンクです。
では、ひとつひとつ見て行きましょう。
まず、2サイズ買いしたクルーネックT長袖です。
クルーネックT長袖(2019モデル)
2019年SSのユニクロユーのクルーネックT長袖です。 サイズはSです。
マジか! と思えるほどにシルエットと素材が変わりました。
百聞は一見にしかずということで、2018年SSのユニクロユーのクルーネック長袖Tを重ねてみましょう。
上のピンクが2018年SSのクルーネックT長袖で、下の白が2019年SSクルーネックT長袖です。
着丈、袖丈はそれほどの変化はありませんんが、2019モデルでは、身幅がかなりワイドになり、袖幅も大きくなっています。オーバーサイズシルエットです。
身幅がワイドになりますので、肩はジャスト位置にはならずドロップショルダーになります。
ユニクロユーでは肩位置をけっこう変えてくるんですが、スタイルのいい方や女子には似合うこのドロップショルダーが、おっさんや骨格ストレート体型が無事に着れるのかというテーマもあります。
おっさんや骨格ストレート様がうかつに着ると布でつつんだまぐろのようになってしまうんですね。
素材感も大きく変更
そして、素材もソフトなジャージ素材になっています。
2018SSのクルーネックT長袖は、現在も継続して販売されているクルーネックT半袖の長袖バージョンでしたが、2019SSはTシャツとジャージを足して2で割ったようなニュースタイルを打ち出してきました。
代表カラーをグレーとしているのも、そのあたりを意識してのことでしょう。
そのあたりというのは、包み隠さずに言いますと、チャンピオンのことなんですが、かなり意表をついた攻め方をしてきたといえます。キング・オブ・スウェットといえども2019年はうかうかできなくなりました。
ディテールも見てみましょう。
ディテールも大きく変更
まずネックまわりです。
なんと伝家宝刀のタコバインダーを捨て、インナーとしてサラッときれるように、フライス襟にしています。
全体の素材は、綿100%ですが、このフライス襟部分には、ポリエステルを21%を加え強度を上げています。細かいところでは、タグのデザインが変わりましたね。これは好みでしょうね。
そして、2018年のクルーネックT長袖の最大の問題が解決されました。
袖です。
これまでは、袖口が半袖と同じような切りっぱなしだったために、肌寒いから長袖を着たというのに、袖口から風がスースー入ってくる問題がありましたが、今回、リブニットとなったために、スースーしなくなっています。
肌寒い時にも着れる長袖Tになりました。Tシャツとジャージを足して2で割ったような感じがよく出ています。裾はだいたい同じ感じですね。
もうひとつ問題があります。
これまで、ユニクロユーも含めてユニクロは縦レイヤードのインナーづくりが苦手なところがありました。縦レイヤードのアイテムとしては、なんとなくヴォリューム感が足りなかったんですね。
そして、前述したおっさんと骨格ストレート体型には着にくいのではないかという課題です。しかし、縦レイヤードのアイテムとして着れるということになりますと、メタボ入ったおっさんと骨格ストレート様にも、このドロップショルダーがマストハブになると思うんです。
縦レイヤードはどうか
ヒステリックグラマーのシャツジャケットとの縦レイヤードです。
トップスよりインナーの裾の方が長いという縦レイヤードの特徴ができています。ヴォリューム感的にもうまくいっています。クルーネックT長袖2019の下には何も着ていません。
簡単に縦レイヤードできました。(身長170㎝程度、体重65㎏オーバーの骨格ストレートメタボおっさんがSサイズを着用)
ボトムスは、履きこんだLVC(リーバイス・ビンテージ・クロージング)の501です。
このヒステリックグラマーは、着丈が短いのでSサイズでも丁度よかったのですが、トップスの着丈によっては、Mサイズの方がいいかもしれませんね。
ヒステリックグラマーはユニクロじゃないだろう? との声もあるかと思いますので、ユニクロユーで縦レイヤードできるトップスはないのかと、探してみますとありました。
コットンカシミアニットシャツとミラノリブジャケットです。
店頭で試着してみて、骨格ストレート体型にはミラノリブジャケットの方があうようでしたので、ミラノにしました。
ユニクロユーからしますと、縦レイヤードなんてのは、近所のキッズから立ち飲み屋のおっさんまでが日常的にしているちまたの着こなしなわけなんですが、ちゃんと用意してくれてたんですね。
ミラノリブジャケット(2019コットンモデル)
ミラノリブジャケットの春夏コットンバージョンです。
シルエット的には完ぺきになっています。
ルメールのジャケットのシルエットが好きなんですが、このミラノリブジャケットは、ギリギリのドロップショルダーで本気を出しきっています。
骨格ストレートのおっさんが、この繊細な肩のラインを着るのはどうかなと思ったんですが即買いしました。
縦レイヤードできるのか
早速、縦レイヤードしてみましょう。着丈の長さを考慮してクルーネックT長袖のMサイズにします。
ミラノリブジャケットのSとクルーネックT長袖のMで縦レイヤードができました。
2サイズ買いした真価が発揮されています。
スウェットが好きな方は、ユニクロユーからフルジップパーカーを新作で出ていますので、それでも縦レイヤードできそうです。東海岸風のアメカジになります。
購入したアイテムの最後は、オーバーサイズクルーネックTです。
オーバーサイズクルーネックT(2019モデル)
オーバーサイズクルーネックTのSサイズです。
半袖は、これまでのクルーネックTは定番として残しながら、ニュースタイルとして出しています。
フライス襟に薄いジャージ素材となっています。店頭で触った感じでは、クルーネック長袖よりも薄い感じがして、どうかなと思ったんですが、かなり考え込んでつくった感じがしましたので買いました。
これも同サイズのユニクロユーの定番クルーネックTと比べてみましょう。
上は今シーズンも発売されているユニクロユーのクルーネックTのSサイズです。
下がオーバーサイズクルーネックTのSサイズです。
身幅や袖のビッグ感が一目瞭然です。
最大の特徴は裾です。
ビッグスタイルのTシャツなんですが、裾をポロシャツのように、前後の長さを変えています。
ユニクロのポロシャツは、裾は前後とも同じ長さなんですが、ポロシャツより前に、プレーンなカットソーで、ダックテールを採用してきました。
一応スリットでポケットに手が入れやすいという説明がありますが、見たことのないスタイルです。
ユニクロユーのポロシャツをチェックしてみますと、ダックテールになっていますので、いつのまにか採用していたのかもしれませんね。
骨格ストレート体型が着てみた
試着なしで買っていますので、骨格ストレートのおっさんからしますと、一抹の不安が漂いますが着てみましょう。
真冬に着てみてもそれほどおかしくないですね。
体型に関係なく誰にでも着れてしまいそうなオーバーサイズクルーネックTです。
素材がしっかりした感じではないんですが、着てみると雰囲気があります。
店頭で見たのとはかなり違う印象になりましたので、少しアメリカ濃度をあげて着てみましょう。
デニム・オン・デニムで着れるのか
このTシャツが、LVC(リーバイス・ビンテージ・クロージング)のデニム・オン・デニムに耐えられるかですね。
これもテーマは、縦レイヤードができるかです。
縦レイヤードできました。
横と後ろがダックテールがどうなんだということはあるんですが、前から見た感じでは、デニムオンデニムのインナーとして使えそうな感じがします。
ボトムスは最初のもの以外は全部、LVCの501(1955年モデル)です。
こちらの記事でも紹介しています。
リーバイス501がはじめての方は、こちらの記事で501の分かりにくい点も紹介しています。
米国流通モデルのリジット501(7000~8000円)をはじめから履いてみるのも楽しいです。
リーバイスはユニクロじゃないだろう? との声もあるかと思いますので、オーバーサイズのトップスに似合うボトムスを探してみました。
ありました。
ベイカーパンツです。 ベイカーパンツは山盛り持っていますので、即買いはしませんでした。
ワイドストレートベイカーパンツ(2019ルメールスペシャル)
エルメスのディレクターもつとめたクリストフ・ルメールがデザインしたベイカーパンツです。色目的には、カーキが基本色になります。
ルメールのベイカーパンツはまだかまだかと、ベイカーパンツクラスタがすっかりあきらめたころに突然出ました。
クルーネックT長袖やオーバーサイズシルエットTでビッグサイズを打ち出してきていますので、この万能パンツが2019SSコレクションに必要だったのだと思います。
おっさんと骨格ストレート体型には、ワイドシルエットの場合、ストレートシルエットが履きやすいんですが、これまでルメールが出していたのはテーパーだったんですね。
例え的には、カーブばかり投げていたピッチャーが突然ストレートを投げてきたのです。
そして、股下もウエスト82㎝で、69㎝と裾上げ不要の短めに設定していて、試着してみれば分かるさ的なアイテムになっています。(ルメール独自の味つけをしているのが気になるところではあります。)
ベイカーパンツと言えばGUが得意とするド定番で定評があります。
JWアンダーソンもベイカーパンツを出してたんですが、ユニクロユーはその頃、ワイドテーパーだったんですね。
ベイカーパンツといってもパン屋さんのパンツではなく、ミリもののユーティリティパンスです。
GUのベイカーパンツがセールになった時を利用して、上下1990円コーデを考えた記事です。
最後です。
即買いはしませんでしたが、これは欲しいなというアイテムです。
ミラノリブジャケットと同じ素材のセーターです。
ミラノリブクルーネックセーター(2019モデル)
ミラノリブジャケットのインナーにさらっと着るといい感じです。
色目は、白、黒、茶、黄の4色あります。白がきれいな感じに仕上がっています。
今回、タグのデザインが変わりましたが、古い物から順に並べてみました。
一番上の2つが、ユニクロユーの前のユニクロルメールのタグで、真ん中がスタート時から2018年までのタグで、一番したが2019年の現行タグになります。
おすすめは5アイテムだけなのか?(その他のアイテム)
今年はインナーを中心に見ていきましたので、おすすめはこの5アイテムですが、アウターにも注目すべき商品がありました。
ブロックテックコート2019モデルです。
ブロックテックコート(2019モデル)
ロングではない膝上のコートです。しかもパーカーつきです。
個人的には、スーツを着る場合、ロング丈ではなく、膝上のショートコートを着るんですが、いいものがなかなかないんですね。
いいものがないなーと5年ぐらい思っていて、ようやくあらわれたのがこのコートです。ハイテク素材のブロックテックなので、雨にも強いです。
スーツの上に羽織られるコートを探されている方は、一度チェックしてみられてもよいかと思います。
バックの裾が切りっぱなしではなく、リブ状になっているのが気にならなければおすすめです。
ウルトラライトダウンやウルトラライトダウンはみんなが着ているから嫌だという方におすすめなのが、ユニクロユーのウルトラライトブルゾンです。
これも以前に出していましたので、定番といっていいかもしれません。
ウルトラライトブルゾン(2019モデル)
アウターがオニオンパターンのライトダウンで、ボトムスが前述したベイカーパンツです。
これは、ユニクロユーの推奨コーデですが、注目すべきディレクションをしているんですね。
上下ともミリタリーものなんですね。ユニクロユーもミリテイストではガチになってきたなと思いました。
ちなみに、このオニオンパターンのライトダウンの元ネタはM-65のLINERです。もともとはインナーのデザインなんですね。
ALPHA ALS/92 LINER M-65ジャケット用キルティングライナー
コットンブレンドVネックカーディガン
コットンのカーディガンです。エッジを切りぱなっし風にしていますので、カーディガンを着たら生活感が漂ってしまう方もスッキリ着れます。
コットン製なので、Tシャツの上にも着るのもいい感じです。
このアイテムは、ユニクロルメールの2016春夏でも出していましたね。
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