7月26日に、ソニーのwena wrist(ウェナリスト)2周年記念モデルが発売されます。
写真で見た感じでは、これが実にカッコいいんですね。
2周年記念モデルは、ビームスとのコラボモデルになりますが、ビームスコラボはこれまでデザインは良かったんですが、ソーラーがついてませんでした。
今回の第3弾で、クロノグラフにソーラーがつきました。
スペック的には最強になったわけですが、やはり目を引いたのはデザインなんですね。
ビームスとのコラボということで、どのようにデザインされたのかはわかりませんが、この時計のデザイン面から少しチェックしてみましょう。
目次
最強のスマートウォッチ問題
まず、sony ウェナリストをチェックした前回の内容をふり返ってみましょう。
ポイントとしては次の3点になります。
- ウェナのデザイン変更
- ウェナの最強ヘッドを探す
- ウェナがアップルウォッチに勝つためには
wena wrist(ウェナリスト)のデザイン変更のおさらい
1のウェナリストのデザイン変更を簡単におさらいしてみましょう。
左がファーストモデルで、右がアップデート後ですが、ウェナ本体であるベルト幅が22㎜から20㎜に変更されました。ロレックスやオメガと同じ20㎜に変更されたことで、ほとんどの人にしっくりなじむブレス幅となりました。
また、デザインもソニーらしいモダン一辺倒から、伝統的な時計デザインの流れを汲むモダンクラシックに舵をきっています。
ウェナリストの最強ヘッドを探す
ウェナは、スマートウォッチ部分のブレスレットと時計機能のみのヘッドから構成され、様々なバリエーションがあります。もともと、好きな時計をスマートウォッチ化するというのがコンセプトでしたので、ウェナにぴったりの最強ヘッドはなんだろうということが気になってくるわけです。
この最強ヘッドを探すという課題では、シチズンのシリーズ8がいいのではないかと思いましたが、シリーズ8のヘッドにはつけかえ等の汎用性がありませんでした。シリーズ8は互換性のないデザインだったんですね。
結論的には、ウェナにはやはり純正ヘッドが最強ということになりました。
ウェナリストがアップルウォッチに勝つためには
3のウェナがアップルウォッチに勝つためには、アップルウォッチの弱点である電池の機能の強化と交通系電子マネーの搭載がありました。
つまり、ソニーのwena wrist(ウェナリスト)がアイウォッチに勝つには、ソーラーが必要なんですね。
オートマティック(自動巻き)のように電池に依存しない時計として、ソーラー付きの時計があると思うんですね。ウェナ本体に、ソーラーを組み込めればアップルウォッチに勝てると思うんですが、ヘッド部分のソーラー搭載でも格段の進歩です。ウェナの電池がきれた場合に、ヘッド本体からソーラー電気を供給して、待機モードで機能するようにすれば、災害時にも強いスマートウォッチができるのではないかと思います。
今回のビームスコラボモデルの発売で、ますます最強ヘッドはウェナ純正ということになり、ソーラー搭載でアップルウォッチにも勝てるスマートウォッチとなったのではないかと思います。
では、目をひいたデザイン面を簡単にチェックしてみましょう。
wena wrist 2周年記念ヘッドのデザインインプレッション
なぜこの時計がかっこよく見えたかと言いますと、まず、いろんな時計のデザインのDNAがフラッシュバックしたんですね。
ロレックスのデイトナのデザインがかたまった1960年代からの歴史です。
金属ブレスのラフなディテール
まず全体の印象として、ウェナリストはヘッドのラグとウェナ本体にすきまができるんですが、このすきまがラフな感じがしていいんですね。
このすきまをなくす方向のデザインは、ロレックスが今年オイスターブレスレットの完成度を極めてしまったようなところがあり、1970年代的なすきまのあるメタルブレスレットが見直されていくのではないかと思います。
また、定番すぎるブラックダイヤルではなく、ビジネスでも使えるぎりぎりのミッドナイトブルーにしたところがフレッシュなイメージをつくっています。
ソニーのショールームの他にもアマゾンでも買えます。ウェナ本体とヘッドは基本バラ買いになります。
wena wrist Chronograph Solar Silver -beams edition- WNW-HCS02/S
wena wrist pro Silver WB-11A/S
この2周年記念モデルのデザインを見ながら、歴代クロノグラフのデザインをふり返ってみましょう。
歴代クロノグラフのふり返り
まず、インダイヤルの色を変えたということで、ロレックスのデイトナです。
これは1970年代のデイトナですが、プッシュボタンがなじこみ式になっています。
ウェナのプッシュボタンは1960年代のデイトナと同じシンプルなポンプ式となっています。
むかしのデイトナの人気は高くヴィンテージの1点ものとなりけっこうなお値段になっています。
ロレックス コスモグラフ デイトナ 6263 【アンティーク】
現行モデルのデイトナも見てみましょう。
現行品のデイトナはプッシュボタンやリューズガードでしっかりとしたつくりになっていますので、ウェナはクラシックなデザインを志向していることがわかります。
ウェナのインダイヤルは、サイドの2つは、昔のデイトナのデザインで、下のインダイヤル(秒針)は、現行品のデイトナのデザインの系統になります。
クロノグラフは、通常の秒針がクロノグラフ針になっていまして、この針とストップウォッチとダイヤルの外側にあるタキメーターで1キロメートル走った時のスピードを測りますが、ウェナはタキメーターが風防内にあります。400キロまで測れます。
ウェナリスト2周年モデルのヘッドの風防は球面となっていますが、球面といえばオメガのスピードマスターです。
これはファーストモデルの復刻モデルです。むかしのポンプ式のプッシュボタンです。風防がドームになっています。この1957年のモデルがベゼルにタキメーターをつけた世界最初のクロノグラフとなっています。世界3557本限定ですがまだ買えます。
先着順でもらえる限定ノベルティにも興味を覚えました。
限定ノベルティがトラベラーマインドをわしづかみ
購入者先着222名に、ダイヤルにあわせた革のブレスレットがもらえるということです。
先着順なので購入方法がポイントです。応募期間が2018年7月24日(火)10:00~となっていますので、予約しておいてソニーのショールームで受けとって応募ページから登録するのが早そうです。
発売日は7月26日ですが、応募期間が7月24日になっているのが謎ですが、7月26日の10時に行って購入を済ませれば、10時5分には応募を終えることができると思いますので、ゲットできる可能性は高いでしょう。可能性といいますのは、7月24日に申し込める人がいる可能性が排除できないと思うんですね。もしかしたら予約したら早く届くのかもしれません。
ブレスが手に入らなければ自分で買うということができます。プレゼントは紺でそろえていますが、黒の方があうのではないかと思います。
こんなチャラいことできるか! と思った人は多いのではないかと思いますが、こうした時計のつけ方には実は理由があったのです。
誰もがひものようなブレスをまいていた…
アジアを放浪していますと、現地の子どもたちが自分でつくったアクセサリーを旅行者に買ってもらおうとわらわら寄ってくるんですね。断っても断っても、気をゆるした瞬間にどこかで買わされてしまうんですね。
そうして手元には、ただのひもなのかアクセサリーなのかわからないものがたまっていくわけです。カバンの中に入れますと絡まったりしてけっこう邪魔になったりしますので、否応がなしに時計の後ろにまきつけておくという感じになるのです。
バックパッカーが時計とあわせて手首にただのひもなのかアクセサリーなのかよくわからないものを手首に巻いているのにはそうした意味があったのです。
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最後に、スマートウォッチの電子マネー機能をチェックしてみましょう。
wena wristのスマートウォッチ機能の現状をチェック
ウェナの電子マネー機能です。アップルウォッチと同じように交通系電子マネーがついたかがチェックポイントとなります。
電子マネー機能については、以前チェックしました2月の時点から変更なしという感じですね。個人的には、ローソンは実質5%割引となるiDがついていればいいんですが、ウェナだけで電車に乗れる日も期待したいところです。
参考:ローソンならばdカードでなんと実質5%引き | dカードゴールドの達人
気になる限定ヘッド
2周年記念モデル以外にもウェナリストは限定ヘッドを出していまして、かなり欲しい時計なんですが、最後に少し見てみましょう。
鉄腕アトムのオートマティック(自動巻き)ヘッドです。世界の手塚効果でお歴々の時計にも負けない押し出しの強い一本に仕上がっています。ブレスにLEDが点灯するわけですからね。交通系電子マネーがなくてもアップルウォッチに存在感で勝ってしまったようなところがあります。
ちょっとヘッドが厚い感じですかね。販売個数は限定ですがまだショールームにも残っていると思いますので実物を見た方がいい感じです。
他にはブラックジャックのモデルもあります。
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