旅-アジア
本屋で、台湾特集の雑誌を見つけるとつい買ってしまう。 近々に行く予定はなくても、つい買ってしまう。パラパラっと見てるだけで何となく楽しい。むかしは、香港とか沖縄がそうした対象だった。かの地で政治的な圧力が高まるとともに、無条件に楽しいという…
台北には50ミリをつけたライカを持ってきた。 香港では丁度いい画角が台北では狭すぎる。43ミリをつけたペンタックスを持ってくれば良かったと思うも後の祭り。 台北に一週間近くいたのだけれども、シャッターをきったのは20回にも満たない。台北は18年ぶり…
前に香港に行ったのは2006年だから10年ぶりになる。はじめて行ったのが返還前の1996年。ビザを取って香港から中国にも行った。 2006年頃の香港は中国に返還されて一国二制度とはいえ、アイデンティティに迷っているように見えた。自分の気分的な印象だったの…
マイルス・デイビスの『Kind of Blue』を聞きながら思い出す。青島ビール工場に緑色のびんを見に行った。その頃、青への情愛にとらわれていた…。
何度目かの香港で撮った写真を見ると、自分で撮った写真なのに、何も伝わってこない。どこにピントが合っているのか良く分からない写真もある。どうしてこのような写真を撮ったのだろう。 アジアを旅する人達は『深夜特急』 の冒頭部のように、早い段階で、…
ハンガンの川辺にある売店はユニークな形をしている。売店のほか、野球グラウンド、遊覧船乗り場や打ち捨てられたモノ達が川辺にはあった。10年間以上前の話。 最近、ハンガンを新しい韓流ロケ地にするという記事を読んだ。売店はすでになくしてしまってたよ…
映画『風立ちぬ』で、主人公が山の避暑地に行き、山小屋を大きくしたようなホテルに滞在する。このホテルのモデルは上高地帝国ホテルだろうと思った。 宮崎アニメには、現実の場所や建物をモデルにしたイメージが度々登場する。千と千尋の道後温泉やポニョの…
(9月15日エントリーのメモ) ベトナムエアラインの中で、バルトの『零度のエクリチュール』を読んだ。字面を追うことはできるが理解は難しい。デュラスの小説はすらすらと頭に入る。デュラスはバルトを嫌っていたという。デュラスの本心は分からない。バルト…
書くこと。フランス語でエクリチュール。エクリチュールと聞いて、思い出すのは、『エクリチュールの零度』を書いたR.バルトと、書くことが生きることであったM.デュラス。 『エクリチュールの零度』は何度か読んでみたが、歯が立たなかった。内田樹氏のブロ…
あるイベントの案内文に、最近の韓国文化への幅広い関心の高まりを受けてという一文があり、 違和感を感じた。 最近では雑誌の特集を見ても、むしろ「嫌韓」が目立ってきているのである。この問題の根幹と思われる慰安婦問題をかなり簡単に整理してみよう。 …
アマンリゾーツの設計に影響を与えたといわれるリチャード・バワ。アマンの代名詞であるインフィニティ・プールの変遷。バワの関わったバリのタンジュンサリにインフィニティとは違う永遠を見る。