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モンブランのおすすめ万年筆を紹介しようと思う / マイスターシュテュック、ボエム、スターウォーカー

最近は、ネットでもペリカンの方が人気が高いようなところがあり、むかしはいざしらずモンブランがメジャーとは言えないケースも出てきているのではないかと思います。

個人的には、ボールペンはパーカーのジョッターを使っていますが、万年筆はモンブランを使うことが多いです。

なぜモンブランなのか?

このエントリーでは、長年使用してきた僕がモンブランの万年筆を使う理由を、簡単に紹介しようと思います。

 

目次

 

現在、使用しているモンブラン

使っていないものもありますが、現在、使用しているモンブランです。

現在、使用しているモンブラン

一番左は、60年以上前のアンティークです。左から3番目は、いわゆるモンブランの代名詞であるマイスターシュテュックです。次がボエムで、一番右がスターウォーカーになります。下に敷いているタオルはただのタオルです。

なぜタオルの上に置いているかと言いますと、机にそのまま置いたらコロコロと転がってしまうんですね。

筆記具は向きを揃えてみることが基本なんですね。

 

では、本論に入りましょう。

まずは、外観の色目です。

左半分がゴールド系統です。金メッキですね。右半分がシルバー系統です。ボエムはプラチナ仕上げかもしれません。

第1のポイントとして、モンブランの色目にはゴールド系統とシルバー系統があるということです。あとでシルバーの方が良かったなんてことにならないよう気をつける必要があります。クラシックなタイプはやはりゴールドの方がきれいですね。メッキだとは思うんですが、リング部分はけっこうゴールドを盛ってくれています。

 

では、個別に見ていきましょう。

アンティークものは、書き味がものすごく軽くてオールドモンブランという感じなのですが、60年以上前の樹脂でハードに扱えないこともあり、入門用としてはおすすめではないです。持ち運びせずに手元において使う分にはいいかと思います。

この写真のラインナップでのおすすめは、実用的なマイスターシュテック、ボエム、スターウォーカーになります。

 

マイスターシュテュックから見てみましょう。

 

モンブラン マイスターシュテュック(F)

モンブラン マイスターシュテック

マイスターシュテュックは、キャップのリングにマイスターシュテュックと書いてあります。ペン先はFの細字です。

マイスターシュテュックというと、バルザックが使ったような太い万年筆をイメージするんですが、細いものもあるんですね。

 

僕は金ペン堂で万年筆を買った

このマイスターシュテュックは、神保町に金ペン堂という万年筆屋さんがあり、そこの店主のおすすめを買ったものです。おすすめで買ったものは、あまり細かいスペックを頭に入れませんので、その分、モノと直接向き合うことができるわけです。

金ペン堂では、ペン先を書きやすいように調整して、その人の書き方にあう万年筆を売ってくれます。ネットで調べたところ、現在は店主のお身体の調子が悪いそうで、あまりお店に出ているわけではないそうです。

5月に東京に用があって行った時に、縁もゆかりもまったくないのですが気になって、神保町に行ってみますと、お休みでした。

金ペン堂

金ぺん堂

水曜日と日曜祝日がお休みなんですね。

神保町文具「金ペン堂」 - ナビブラ神保町

 

東京には文具を愛でるカルチャーがある

せっかく神保町に来たので、昼ごはんを食べて帰ることにしました。

さぼうる2に行列ができていましたので、スヰートポーヅ (スイートポーヅ)です。

スヰートポーヅ (スイートポーヅ)

中皿ライスです。中皿定食になりますと、味噌汁がつきます。

本当は、東京3大巨大餃子が好きなんですが、あまり脂っこいものは食べてはいけないので、ここのあっさりした餃子が丁度いいのです。 

関西人ではありますが、神保町に行って、古本を見たり、さぼうるでコーヒーを飲んだり、スヰートポーヅで餃子を食べたり、金ペン堂をのぞいてから、山の上ホテルのバーで冷えたハイボールを飲むのがけっこう好きなんですね。

なぜ、万年筆の記事で餃子の話が出てくるのか? と言いますと、東京ではお金だけではないよというカルチャーが特に顕著にひろがってるんだなと思うからであります。

銀座の伊東屋を少しのぞいてみたんですが、あの万年筆の並べ方はすごいですよね。

つまり自分が本当に気にいった万年筆を買うのが正解ということです。

パイロットの万年筆なんかもいいなと思いますが、ペンタックスLXとともに何十年もウォッチの対象にしています。欲しいものは買わない方が長く楽しめる場合もあるんですね。

 

金ペン堂で教えてもらったこと

金ペン堂でその時教えてもらったことをここに書いておきますと、いろいろ教えてもらったと思うんですが、ひとつだけ覚えてことがあるんです。それは、ペン先中心とキャップのクリップをあわせて書くということです。

あとで差し替えますが、違う写真で説明しますと、こうなります。

金ペン堂でその時教えてもらったこと

やはりアンティークものは美しいですね。

100円のタオルではどうかと思い、800円ぐらいのワイングラス拭きの上に置いてみました。ぶどうの柄ともよくマッチしています。

ペン先のセンターとキャップのクリップが同一線上になっていますよね。

補助線を入れてみました。

モンブラン マイスターシュテック

ペン先のセンターとキャップのクリップが同一線上になっているのがわかるのではないかと思います。

そして、このクリップを目印にして、クリップが上になるように書くと、ペン先が正しく紙にあたるというようなことです。ペンの確度が60度ぐらいが標準と言われています。

最初は、ペン先とキャップのクリップをあわせて書くと、変な書き方の癖がつきませんよということを教えてくれたと思うんですよね。今でも、キャップ式の場合は、必ずペン先とクリップをあわせて書いてます。三つ子の魂百までです。

 

ここでモンブランを選ぶ時の選択肢が発生します。

キャップはスクリュー式? キャップ式か?

マイスターシュテュックも代表的なモデルはスクリュー式ですが、金ぺん堂で紹介されたものはパチンとはめるキャップ式でした。

キャップ式は、インクが乾燥しやすいという欠点がありますが、金ぺん堂で教えてもらったように、キャップのクリップとペン先のセンターをあわせることができます。

スクリュー式のキャップは、高いモデルはどうかわかりせんが、標準モデルのレベルですと、キャップをペンのお尻につけて最後までまわした時に、ペン先とクリップがあわない確率が高いのです。

クリップがずれても、ペン先を上に向けて書くことがわかってればいいんですけどね。

 

もうひとつ選択肢があります。インクが吸入式かカートリッジかという問題です。

インクは吸入式? カートリッジ式?

吸入式のインクは、手が汚れることがありますので、カートリッジの方が便利です。

ただ、気のせいかもしれませんが、吸入式のモデルの方が、万年筆で書いているという感じはしますね。

吸入式の万年筆

吸入式の万年筆

マイスターシュテュックを分解したところ。あえて手入れ前の写真です。本体の後ろがスクリューになっていまして、ペン先をインク壺に入れてスポイトのようにインクを吸入するんですね。これもいろいろコツがあって、うまくないとある程度、インクで汚れるわけです。

吸入式は手や万年筆がインクで汚れる場合があるということです。これを味と考えるかどうかになります。儀式的な感じはしますね。

 

モンブランのインク

これがインクですね。黒と名称はミッドナイトブルーに変わりましたがブルーブラックです。円高の時に買いますと900円ぐらいで買えますが、今は1800円以上します。

赤はないです。ペリカンは赤はありますが、どのメーカーも赤インクは苦手な感じがします。赤は、ユニボールのシグノを使ってます。

 

カートリッジ式の万年筆 

カートリッジ式の万年筆

 カートリッジ式は分解して、インクのカートリッジをスコッとはめこむだけですね。カートリッジが外れないように、スペアのカートリッジをひっくり返して下のケースに入れます。これで固定されます。手が汚れることもインクの漏れもないです。

 

カートリッジ モンブラン ロイヤルブルー

 これがカートリッジです。基本は、ロイヤルブルーを使っています。万年筆としてはペリカンのスーベレーンがものすごくきれいで、ペリカンのロイヤルブルーがはっとするんですが、自分で使うのは、モンブランの万年筆とロイヤルブルーなんですね。

キャノンやニコンのカメラがいいなと思いながら、またペンタックスを買ってしまったとか、ライカはM型だろうと思いながら、Rを買ってしまったとかに似ていますね。

しかし、ペリカンのスーベレーンを選ぶというのは万年筆のキャリアにおいては決定的なことであるのは間違いないですね。どこで書き間違えたのかペリカンの万年筆がおすすめみたいな記事になってしまいましたね。

 

もうひとつ大事なポイントがあります。

ペン先の調整は必要なのか

金ペン堂では、買ったばかりの万年筆は書きにくいという考えでした。実際、金ペン堂で買ったマイスターシュテュックは吸いつくような書き味で、まじめな気分でメモやレポートを書くときにはこの万年筆を使っていました。かなりおおげさに書くとペン先を通して漆黒の宇宙につながっているような感じです。

 

ペン先に調整が必要かは、個別に見ていきましょう。結論的には、もし書きにくいようであれば、お金をかけてでも調整した方がいいと思います。

 

 

 

モンブラン ボエム(M)

モンブラン ボエム(M)

ボエムです。ボエムと言いますと、キャップのクリップにきれいな石がついているイメージですが、ついていないものもありました。使い方がハードな時があるため、きれいな石がとれるんじゃないかと心配したんですね。

一番、上の写真でわかりますように、サイズがコンパクトにおさまっていますので、携行に便利です。ペン先はMの中字です。

胸ポケットにさしたりしますとアクセントにもなります。

好みもありますが、TPOに関わらずオールランウドにモンブランを使いたい場合は、ボエムがかなりいいのではないかと思います。カートリッジ式です。

 

モンブラン ボエム(M)2

ペン先の調整については、けっこう個体差があると思うんですが、これはアタリが良くて、スラスラ書けました。スラスラかけてしまうと逆に参考にならないということもあるんですね。

 

amazonで見てもヨーロッパものはかなり高くなっている感じですね。並行物ですともう少し安い感じです。

 

ちなみに、ネットで買おうが量販店で買おうが、モンブランに持ち込みますとペン先は修理してくれます。実費になりますが。実際に、次に紹介しますスターウォーカーをモンブランに持ち込んでいます。

 

 

個人的に一番使うのはスターウォーカーです。

 

モンブラン スターウォーカー(M)

ボエムはやはりモンブラン的なニュアンスが残っていますが、スターウォーカーになりますと、ガラッとイメージが変わります。

モンブラン スターウォーカー

 まず、モンブランと言いますと、キャップの頭に、モンブラン山頂の雪がシンボリックにデザインされていましたが、スターウォーカーになりますと、アクリルの中に、山頂の雪のイメージが浮いてるだけになります。

 

アンティークのモンブランと見比べてみましょう。

アンティークのモンブラン1

これがモンブランのアイコンでもあります。 

極端なことを言ってしまいますと、モンブランのむかしからのアイコンが一見、なくなってしまいましたので、モンブランということを意識せずに、完全なツールとして使えるんですね。

 

ペン先です。

モンブラン スターウォーカー2

どこの万年筆かわからないぐらいモダンです。

 

モンブラン スターウォーカー3

キャップをはめるためのスクリューの溝も、単なる溝に見えないようにうまくデザインされています。

 

スターウォーカーも出始めは、3種類ぐらいでしたが、現在は、デザインもたくさんあり、カッコいいデザインも揃っています。ミッドナイトブラックがかっこいいですね。

黒いレジンの軸とメタルキャップの2つの軸を使っていますが、黒いレジンの方は、手荒く扱ってしまいますと、傷がついてしまいますので、傷がつきにくいメタルキャップの方が使いやすいです。

実際、現在のモデルは、表面に傷がつきにくい素材のモデルが主流になっています。スターウォーカーを買う場合は表面が傷つきにくいモデルを買うのがおすすめです。

  

ペン先は、両方ともMの中字です。インクはカートリッジです。

書き味については、黒いレジン軸に、ペリカンの赤カートリッジを入れて使っていますと、つまってしまい自分ではどうにもならなくなりましたので、モンブランに持ち込みますと、1万円でペン先を調整してくれました。

かえってきた書き味は、さすがはモンブランのプロと思わせる素晴らしい書き味でした。インクフローはとぎれたことがありません。

金ペン堂の調整とはまた違った感じですが、モンブランのアタリのいいペン先をシャープにしたような感じです。

ワインで例えますと、金ペン堂の調整はブルゴーニュワインで、モンブランプロパーの調整はボルドーワインという感じです。かえってわかりにくかったですね。

 

おすすめのモンブラン

おすすめのモンブランとしては、コンサバ的傾向が強ければマイスターシュテック、モダンな感じが好みであればボエムになります。この2つはやはりモンブランだなという感じがします。イメージにとらわれなければ、スターウォーカーをチェックしてみるのもありですね。

 きれいな石がついていないボエムが見つかるようでしたら、とりあえずそれは買っておくのがおすすめです。

紙に書くことが好きならば、筆記具はわりと沼の構造になっているんですね。

 

 

 

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