本屋で、台湾特集の雑誌を見つけるとつい買ってしまう。
近々に行く予定はなくても、つい買ってしまう。パラパラっと見てるだけで何となく楽しい。むかしは、香港とか沖縄がそうした対象だった。かの地で政治的な圧力が高まるとともに、無条件に楽しいということはなくなった。台湾にはまだ圧力を跳ね返すだけのパワーがあるように感じる。
買ったのは、ananの台湾特集。
ananの台湾特集
この特集は定評がある。定評があると言っても「自分の」定評なんだが。
ananは、一年に一回ぐらい台湾の特集を出していて、その度に、新しいスポットを載せる。そのスポットは、台湾通のスタッフやライターや読者が探しだしたもので、知らない所が多い。
台湾の場合は、適当に店に入って食べてもそれなりにおいしいので、「これは発見だ!」となる。新しい店がどんどん開発されるという仕組みである。
20年ぐらい前は、台北の油化街(ディオアジェ)は、観光スポットとしてはあまり紹介されていなかったし、台南の「度小月」も、風呂場の腰掛のような低い椅子しかないただの食堂だった。後ろにひっくり返って後頭部を打たないか心配になるほどの低い椅子だった。
2017年の台湾特集は、巻頭に土屋太鳳が台湾を訪れているページがあり、その後に、エリアごとのおすすめスポットとなっている。この構成は毎年だいたい同じで、2016年は小松菜奈だった。
おすすめのエリアに、雙連・赤峰街とある。ポツリポツリとお洒落な店が出来ているが、赤峰街は工場の多い下町である。
基本、定番の店はあまり載せない方針のようだが、油化街で「夏樹甜品」は掲載されていた。ここの杏仁豆腐はおいしいのでもう何度でも食べたいということだろう。その通りだ。
これは2016年の台湾特集。特筆すべきは、おすすめの豚まん屋を数多く紹介した記事である。台湾の豚まんは次元違いにおいしい。
この雑誌の特集は、しばらくすると小型のムック本で発売される。まったく同じ内容ではなく、女優のページを省いたり、新しい店を加えたりしている。これも何となく買っておいた方がいいかなと思って買ってしまう。よくできた商法だ。
2016年版
2015年版
その他にも、家庭画報、ミセスが台湾特集をしていた。
家庭画報の台湾特集
家庭画報は、トラベラーとかのワンランク上の台湾ですな。昔の香港的な扱いだけど、台湾の方が自然が美しいので、切り口はある。しかし、街中では高級なスポットと下町の対比がありすぎて、香港のように違和感なく高級なスポットを楽しめる訳ではないような気がする。下町は夜市を見るぐらいにしてあまり深く見なければいいんだな。
家庭画報でも台湾。何を意味するのか。
ミセスの台湾特集
タイトルが「台湾は楽しい」。ananと家庭画報の中間ぐらいか。 一青妙さんのインタビューも載っていたりする。これは買ってもいいかな。
台湾特集の雑誌ミセス「台湾は楽しい」でのインタビュー|一青妙オフィシャルブログ「妙的日記」Powered by Ameba
台湾を特集した雑誌を見つけるとつい買ってしまうのは、台湾については、まだ知りたいことが多いのかも知れない。そして、そのような対象は年々少なくなっているので。
(追記)
2018年になっても、雑誌の台湾特集は続いていますね。
巻頭に好感度の高いタレントさんが台湾でB級グルメする構成が王道化してる感じですね。行く予定がなくても買いたくなりますね。
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