アマゾンエコーは、単体で聴いてもそんなに悪い音ではないということがある。
むしろ臨場感のあるグッドサウンドであるかもしれない。
だが、アマゾンエコーを外部スピーカーにつないでみた。
アマゾンエコーには、昔のAV機器にもオーディオケーブルでつなげることができるAUX OUTのジャックがついているからだ。
アマゾンエコー自体はいい音なのだけれども、アマゾンミュージックとカップリングしたエコーを外部スピーカーにつなぐことで、そこには古くて新しい音の世界がひろがっていることがわかった。
このエントリーでは、アマゾンエコーとエコードットの音、そして、アマゾンエコーをBOSEのサウンドウェーブシステムⅢと往年のBOSE101につないだ感想を紹介したいと思う。
目次
- アマゾンエコーとエコードットの音の印象
- エコードットをBOSEのWave music system III につなぐ
- アマゾンエコーをBOSE101MMにつなぐ
- アマゾンミュージックとエコーが昔のAV機器をリボーン
まず、アマゾンエコーの音の印象だ。
アマゾンエコーとエコードットの音の印象
現在は、アマゾンエコーとエコードットを使っている。右がエコーで、左がエコードットだ。
2台でもスマホアプリで簡単に使い分けができる。
エコーもエコードットも電源をつないでおくと、再生する時にどちらか選ぶ設定となっている。(声でやると、両方反応してよくわからないことになる。)
アマゾンエコーの音の印象
アマゾンエコーの音を例えて言うと、BOSEの音を知らなくて、これがBOSEだと言われれば、これがBOSEなのかと信じこんでしまうそんな音だ。
簡単に言うと、テクノロジーによって、魔術的にグッドサウンドにしてしまったような音なのだ。
その答えは、内部に高性能スピーカーが入っているからなのだが、スペックだけでは語れないものがあるようにも感じる。つまり、そういうものを古来より名品と呼んできたわけであるが、アマゾンエコーは名品なのかもしれない。
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どっちの音がいいのか?
エコードットの方が価格も安く、大きさも小さいので、エコーより音が悪いのかと思いきや必ずしもそうは感じなかった。
かたちが球状なので、下向きの音が床に反射しているのかもしれない。低音もしっかり分離して立体感がある。こんなに小さいボディなのに音が3Dなのである。
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エコードットとくらべると、エコーの方が高音域の広がりが明らかに繊細な感じがするが、本質的な違いは感じなかった。
というのも、個人的に重視しているのが、ボーカルの中音域だからだ。2つとも中音域は、100点ではないもののこの価格、このサイズでは申し分のないパフォーマンスがあると思う。
エコーは、外部スピーカーにつなげなくても十分な音がするが、AUX OUTがあるので、外部スピーカーにつなげてみたいと思う。
まず、普段CDを聴いているウェーブミュージックシステムにつないでみよう。
エコードットをBOSEのWave music system III につなぐ
BOSEのウェーブミュージックシステムⅢである。
大きなサウンドシステムは長時間聴いていると疲れてしまうので、このぐらいにしている。
現行品はⅣである。Ⅳは本体の下に、ネットワークレシーバーがついているので、アマゾンエコーもワイヤレスでつなげる。
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Ⅲまでは、ネットワークレシーバーがついていないので、CDとラジオしか聴けない。しかし、AUX IN端子はついているので、アマゾンエコーがつなげるのだ。
両端ともステレオジャックのケーブルでつなぐ。
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上の写真が、オーディオケーブルですでにつないだ状態である。
音の方は、個人的に重視するボーカルはそれほどよくは思えなかった。デジタルにデジタルを重ねアコースティックな感じが抜けてしまっているように感じた。
抜群にいいのはジャズだ。ジャズはベースが響かないスピーカーで聴いてもよく分からないのだ。現在のBOSEの開発者はジャズが好きなのかもしれない。
もともとウェーブサウンドシステムは重低音がいいので、ジャズとの相性がいいということがあった。
こうして、ネットでも話題のLo-fi Hip Hop(ローファイ・ヒップホップ)を聞くのに最適なサウンドシステムになった。スポッティの有料バージョンは、アマゾンアレクサとも連携できるので、古いシステムでもホットチューンを聴くことができるようになった。
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Wave music systemの問題点は、たまにCDのイジェクトがうまくいかないことがあることだ。そんな時は電源を抜いてリセットすると出てくることが多い。このあたりは原始的だ。
CDプレイヤーには、全般的にイジェクトの故障があるような気がする。
エコーを外部スピーカー につなぐ時のコツ
外部スピーカーをつなぐ場合にはコツがある。
スマホアプリのアレクサの音量を最大近くにして、Wave music system IIIの音量を調整する。アレクサの音量が小さいとおそらく何も聞こえない事態になるだろう。
Wave music system III には、アマゾンエコーでもエコードットのどちらをつないでもいいと思うが、アマゾンエコーの方が出力が大きいので、無理がない感じはする。
アマゾンエコーをWave music systemⅢにつないでも、ジャズは満足したものの、ボーカルサウンドは飛びぬけた感じにはならなかったので、別のスピーカーにつなぐことにした。
往年のBOSE101MMである。 価格はそんなにしないが評価の高い名品である。
アマゾンエコーをBOSE101MMにつなぐ
30年以上前に買ったスピーカーである。アンプもこのスピーカー専用のアンプである。
自分が聴いて好きな音かどうかを判断基準にしていることがあり、ラジカセでも好きな音の場合は良いサウンドシステムと考えている。そうした考えの延長上でBOSEを買うようになっていった。
BOSEの101MMを今買うとしたら中古なので、スピーカーとアンプをあわせても2~3万円で買えると思う。
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このスピーカーは、ボーカルの中音域はものすごく優れているが、現在のBOSEで出るような3Dな重低音は出ない。
しかし、ボーカルを中心軸にしたピュアでストレートなサウンドとなるので、個人的には好きな音だ。
エコーをつなぐ場合は、アンプを経由してつなぐ。
アンプは後継機の方評価が高い感じである。
101MMの場合は、オーディオケーブルは、ステレオジャックとピンプラグ×2を使う。
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この音が一番好みだ
サウンド的には、1980年代~2000年代のボーカルものを聞くのに最適なサウンドシステムになった。2010年代のものは何となくではあるがボーカルがこもった感じがする。
これは聴き続けても疲れない音だ。音を絞ってもボーカルの芯はしっかり残っている。
こうした楽曲には昭和歌謡も含まれるため、手持ちのCDでは限界があったのだ。
アマゾンミュージックとエコーが昔のAV機器をリボーン
考えようによっては、アマゾンエコーのAUX OUTから外部スピーカーなどのAV機器につなげることはものすごい可能性を示している。
Wave music systemなどでCDがつまったままの機材がそのままになっているような場合もあるのではないだろうか。
家に眠ったままの昔のAV機器も、アマゾンミュージックとカップリングしたエコーをオーディオケーブルでつなぐことで、現代的なサウンドシステムとしてよみがえるのである。
個人的には、30年前に買ったBOSEのスピーカーとアンプで、アンリミテッドに音楽が聴ける日が来るとは思わなかった。
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