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2013年9月 辺野古の海へ-peace of life

2013年12月に辺野古埋め立て承認がされる前の風景。 

辺野古バス停

 

2013年の9月は、辺野古関係のニュースが沈静化していたこともあり、辺野古の海を見に行った。

那覇から77番のバスに乗り、辺野古までは3時間弱。辺野古のバス停から集落を抜けると、前方に海が見えてくる。写真にはうまく撮れなかったが、その日の辺野古の海の水平線は、凄く青く見えた。水平線に接する海の縁の部分であるがどの海より青い。 

埋め立ては、あり得ないというのが、正直な感想だった。

 

辺野古の海1

 

人影はまばらで、テント座り込みを続けるおじさん達に聞いても、訪問者はかなり少なくなったということだった。このまま辺野古の問題が誰の関心からも消えて無くなってしまうといいねと笑いあった。

 

辺野古の海2

 

一機のオスプレイが上空を旋回し重低音の衝撃波を響かせた。オスプレイは、キャンプ側ではなく、集落の上空を通っているということだった。この意味がわかるだろうか。

 

辺野古の海3

 

集客力の高い水族館やリゾート施設のある西海岸と違って、辺野古のある東海岸への観光客は少ない。沖縄の地域的な経済格差は存在する。東海岸にも何らかの公共事業が必要かも知れない。

しかし、あの海の青さやジュゴンの棲む生態系をおびやかして、高さ10mのコンクリート壁をビーチ沿いに造る滑走路計画は、ナンセンスだと思う。

そんなことを、笑顔が消える前のおじさん達と長い間ゆっくりと海を見ながら話しあった。

 

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