一昨日、ノートパソコンを買いました。10年以上使用しているウインドウズビスタからの買い替えです。
これが購入したマックブックエアー11インチです。はじめてのマックです。
このエントリーでは、ミニマリストでもあるウインドウズ系ブロガーがMacBook Air11インチにした理由を感想をまじえつつ説明してみたいと思います。(パソコン初心者向けの内容です。)
目次
- 1.ミニマリストがパソコン購入を決意した3つの理由
- 2.気になる4つのノートパソコン候補機種
- 3.MacBook Air 11インチにした理由
- 4.アイフォンを使ったデザリングの方法
- 5.マックブックでブログを書いてみた感想
1.ミニマリストがパソコン購入を決意した3つの理由
使っていたパソコンがビスタだった
ここ半年ぐらいパソコンの調子が良くありませんでした。
ブログサービスの「はてな」にアクセスしてもすぐフリーズしてしまいます。
Ctrl+Alt+Delのキーを押したまま、じっと目を閉じて待つこと5分。ようやくカーソルがクルクルと回りはじめます。最近は10分ごとに固まるので限界を感じ、パソコンの購入を決意したのでした。
使っていたのは、10年前のウィンドウズVista(ビスタ)。メーカーはエイサーの超小型デスクトップ。このメイド・イン・タイワンのビスタで書いた記事が約150記事。ビッグワードで検索1位を取ったことも2度、3度ではないのでよく健闘したと言えるのではないでしょうか。
何故ここまでギリギリまでビスタを使ったのでしょうか? それは僕がモノを大切に使うミニマリストだったからなのです。
買うべきか。店頭でもまだ悩む
外でも使いたいので、ノートパソコンにしたいと思いました。
早速、ヨドバシカメラに行ってノートパソコンを物色しました。世の中にはたくさんのパソコンがあるんだなあと驚きながらも、まだビスタが使えるのではないかという迷いがよぎります。僕にはひとつ心配がありました。
パソコンを買うことでコードやら付属物やらワイファイの契約やらが、土から掘りかえされたさつまいものようにぞろぞろとついてくるのではないかという恐れでした。パソコン本体はまだしも、その他ごちゃごちゃした付属物は、ミニマリストにはとてもおそろしいものだったのです。それは杞憂でした。
専門知識が豊富なヨドバシカメラ店員にそうした悩みを打ち明けると、アップル社の製品を買えば、付属物はおそろしいほどに少ないし、お客様がアイフォンを使っておられるのでしたら、デザリングが使えますので、鼻息荒いワイファイとも契約する必要がないと言うのです。
なんと! 極端なことを言うと、ノートパソコン本体を買うだけで、外出先のモバイルが可能になってしまうと言うのです。僕はその場でパソコンの購入を決意しました。
ちなみにデザリングとは、アイフォンをパソコンの通信機として使う手法です。専門知識が豊富なヨドバシカメラ店員が教えてくれました。アイフォンにそんな機能があったとは。
むかしはカシオペアでモバイルしまくっていたパソコン小僧でしたが、週間アスキーの購読をやめるとすっかりパソコン知識はなくなってしまっていたのでした。
買い替え理由のまとめ
・使っていたパソコンが旧型ですぐフリーズ
・現在のパソコンは箱がシンプルで付属物が少ない
・アイフォンのデザリングで通信が可能
アイフォンを持っているならば、パソコン本体だけを追加するだけで済むというのが大きかったです。
2.気になる4つのノートパソコン候補機種
実際に買うと決めてヨドバシカメラ内を物色すると、4台の候補機種があることがわかりました。
候補は次の4台です。
1.MacBook Air 13インチ
2.MacBook 12インチ(レティーナディスプレイ)
3.ソニーVAIO S11
4.MacBook Air 11インチ
マックが3台。最近ネットで話題になっていてブロガーにも人気の高いソニーVAIO S11。バイオは初期から使っていましたので、これも付属物が少なく箱も小さいのでひとつの候補になります。
ではヨドバシカメラで1台ずつチェックしながら思ったことを書いていきましょう。
大きなチェックポイントは2つです。ウェブ閲覧とブログを書くぐらいしか使いませんので、スペックはそれほど問題にならないでしょう。
そのチェックポイントとは「重量」と「最下位機種の値段」です。毎日持ち歩くとなるとできるだけ軽い方がいいし、同一モデルであれば一番安い機種を買うのをモットーとしているからなのです。(固形物はだいたい一番安いものを買い、食べ物は例外としています。)
物色した時に印象順の良かった順に並べています。
1.MacBook Air 13インチ (重量1350g 約11.2万円~)
APPLE MacBook Air (1.6GHz Dual Core i5/13.3インチ/4GB/128GB/802.11ac/USB3/Thunderbolt2) MJVE2J/A
- 出版社/メーカー: アップル
- 発売日: 2015/03/13
- メディア: Personal Computers
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一番最初はこれしかないと思いました。やはりこのぐらいのスクリーンサイズがないとブログといえど作業性が悪いだろうと思いました。
すっかり買う気になって、デイパックに入るのかな~とか思い、自分のデイパックに入れて背負ってみたりしていました。(一見入らないような感じですがA4サイズなのでデイパックにもすっぽりと入ります。)
1.3キログラムか! まあいける重さだな。おしゃれなアップルコーナーを盗難防止のコードがのびる限界まで歩きまわります。買うときはこのぐらい確かめなくっちゃ。離れたところにいる店員がぎょっとした顔をしてこっちを見ていたのは言うまでもありません。
2.MacBook 12インチ(レティーナディスプレイ)(重量920g、約14.8万円~)
APPLE MacBook (1.1GHzデュアルコア Intel CoreMプロセッサ/12型/8GB/256GB/USB-C/スペースグレイ) MJY32J/A
- 出版社/メーカー: アップル
- 発売日: 2015/04/11
- メディア: Personal Computers
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その次にハッとなったのがマックブックです。重量がなんとエアーより軽いのです。色はシルバーとグレーとゴールドがあり、特にスペースグレーのモデルがかっこいいのです。これや。これを買うんや~。
ディスプレイはアイフォンと同じレティーナディスプレイ。硬質ガラスの透明感ある映像です。
いいなあと思って良くみていると、1カ所気になる部分がありました。「穴」がないのです。USBをつっこむあの穴です。正確には1カ所あるのですが、展示品は電源ケーブルを差しているためないように見えたのです。ようするに無線で処理しようというわけです。ビスタからこのマックブックへは少し飛躍しすぎではないかと思いました。
3.ソニーVAIO S11 (11.6インチ、重量920g、約16万円~)
VAIO ノートパソコン VAIO S11 ホワイトSIMフリーモデル(Office Home&Business Premium) VJS11190511W
- 出版社/メーカー: VAIO
- メディア: エレクトロニクス
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マックと比べるとなんとなくボディの剛性が足りないような感じもしますが、それがウインドウズマシンの特徴。DOS/V時代からの生粋のウインドウズユーザーが言うのだから間違いない。
バイオは初台から何台か使っているので、最も使いこなせそうな気がします。むかしと同じパープルメタリックのカラーがあれば間違いなくバイオにしたでしょう。
基本的にはソニー主義者なので、スピーカー付き電球などというものにも手を出していて、はずみがついてミラーレス一眼α7も欲しくなっています。ソニーのカメラはペンタ部のデザインがかっこいいのです。
4.MacBook Air 11インチ(重量1080g、約10.2万円~)
マックブックエアーの11インチ。アップルコーナーの売り場の中でも断トツで地味なモデルです。予備知識がなければまずこのモデルを選ぶことはないだろうと思う。
MacBookやMacBook PROと並ぶとかなり見劣りしています。触っているお客もあまりいません。画面が小さいのです。バラやカーネーションが咲きほこるなかたんぽぽが一輪まぎれこんでいるようにも見えました。
この中から1台を選ばなくてはいけない
9時までには家に帰りたい。北朝鮮が水爆実験したこともあり、9時のニュースが見たかったのです。ヨドバシにいることのできる時間はあと5分しかない。僕は4つの機種を頭に入れながら、ヨドバシのフロアを1周しました。もう一度、ここに帰ってくるまでには結論を出さねばならないだろう。
僕は脳みそをちぎれんばかりにフル回転させて答えを導き出した。
4分の3周したあたりで近くのレジに行き、レジの店員にいいました。
「マックブックエアー11インチの一番安いやつをください」
店員は「ここにはないんですけど」と言いながらマックブックエアーを探しにフロアの彼方へ消えていった。しばらくして「ありましたよー」と叫びながら専門知識が豊富な店員がシャレオツな箱をかかえて戻ってきたのであった。
マックブックエアー11インチに決めた理由を語らねばなるまい。
3.MacBook Air 11インチにした理由
マックブックエアー11インチにした理由は次のようものです。
MacBook Air 11インチを選んだ理由
①ものとして好きになれそうか
②重量とハンドリング
③作業に集中できそう
このマックは好きになれる
まずは①持ち物として好きになれるかである。自分の傾向として、ものとして好きなものであれば多少無理があっても使い続ける傾向があります。ビスタもそうだ。ビスタは画面に漂うキッチュなガジェットが気にいっていました。
最も作業効率が高そうなのはバイオであるのは明らかでしたが、パープルメタリックでないのが気になりました。初期のバイオの記憶がなければバイオを買っていたかもしれません。
毎日だから軽さと扱いやすさが大事
次に②重量は軽い方がいいです。マックブックエアー単体で比べると、11インチと13インチはそれほど変わりませんが、他の荷物とあわさるとこの300gの差が効いてくるような気がしました。
ハンドリングというのは扱いやすさ。マックブック12インチは高級品のようで、ラフに扱ってはいけないようなイメージがしました。一方、エアーは、ラフに扱っても良さそうなイメージがありました。また、大きさでは、11インチの方が13インチよりも圧倒的にハンドリングに優れているのは明白でした。毎日のカバンの出し入れなどで、その微妙なハンドリングのしやすさが使用感を大きく左右します。
作業に集中できるかが見極めポイント
最後に、③作業に集中できそうというのは、自分が作業をしている時に、一番自分が集中できそうなのは、マックブックエアー11インチでした。決定的な理由はこれです。いろいろな条件を満たしていても自分が集中できなければ持っている意味はないと考えたのです。
で、これを買いました。
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しかし、犠牲にしたスペックがありました
それは実際の「作業性」。 使ってみた感想は作業性についての検証になりますが、その前にアイフォンを使ったデザリングについて触れてみたいと思います。
4.アイフォンを使ったデザリングの方法
MacBook Airとアイフォン。これだけでパソコン通信環境ができてしまうんですね。
まず、することはアイフォンの設定です。
まず設定の「インターネット共有」をクリックします。
そうしますとこうした画面があらわれます。
まず②のパスワードを簡単なものに変えましょう。というのは、マックブックをはじめてオンにしますとワイファイの設定でこのパスワードが求められるからです。
次に①をオンにしましょう。ワイファイとブルートゥースをオンにしますかと聞いてきますのでオンにしましょう。うまく接続できない場合はブルートゥースをオフにするといいらしいです。
いよいよマックブックをオンにしましょう。
ワイファイの設定があったりして、写真を撮るまもなく簡単に終ってしまいました。クラウドとか聞いてきますが「あとで」みたいな処理の仕方もできたと思います。一番必要なのはアップルストアのアカウントとパスワードです。
再度、マックブックを立ち上げた時に聞いてくるのは、アップルストアのパスワードです。
蓋を開け閉めすることで、パソコンのオンオフが出来るようですが、一度オフにするとデザリングのワイファイも切れてしまうようです。
再度つなげる場合の方法は?
画面の右上に電波のマークがありますのでここをクリックしましょう。
そうしましとワイファイのリストがずらっと並びますのでデザリングの場合は「iPhone」を選択しましょう。これでOKです。
ウインドウズユーザーがはじめてマックブックを使う場合の注意点
少々とまどった点としては、タッチパッドがウインドウズとは違う点です。マックブックのタッチパッドのポイントは以下のようなものです。これは知ってないとなかなかわからないポイントです。
1本指クリック→選択
2本指クリック→ショートカットメニューの表示
1本指なでる→カーソルが動く
2本指なでる→画面のスクロール
5.マックブックでブログを書いてみた感想
使ってみた感想は、デスクトップに比べると、字が小さいし、作業効率は落ちるかなというものでした。
はてなブログでも記事を書いてみましたが、11インチでは、はてなブログの編集画面では少し小さいかなというものでした。
はてなブログの編集画面
マックブック上のはてなブログ集画面です。
ブログの場合文字を書いていくスペースが重要だと思うのですが、ものさしで計りますと約8cmの縦スクロールスペースでになります。8センチというのは意外と小さいです。
だから2本指でさっとなでるとこの範囲外にカーソルが飛び出してしまうのです。慣れれば解決する話かもしれませんが、このスペースが大きいと思うか狭いと思うかが選択の分かれ目となるのではないでしょうか。
買い方のポイント
自分が良く使うアプリの編集画面を操作性を確かめてから買うといいのではないでしょうか。(ヨドバシのアップルコーナーは他サイトへのアクセスが制限されているため確かめることはできませんでした。)
かといって、作業性の悪さははじめから想定していた話であり、このマックブックエアー11インチの選択が間違っていたとは思いません。買って3日目になるのだが毎日持ち歩いているのでモノとしてはひじょうに気に入っていると言えるでしょう。
ただ、ブロガーにはやはり画面が大きいマックブックエアー13インチをおすすめしたいと思います。11インチはサブマシン、13インチはぎりぎりメインマシンで使える大きさかもしれません。
ブロガーにおすすめの MacBook Air 13インチ
APPLE MacBook Air (1.6GHz Dual Core i5/13.3インチ/4GB/128GB/802.11ac/USB3/Thunderbolt2) MJVE2J/A
- 出版社/メーカー: アップル
- 発売日: 2015/03/13
- メディア: Personal Computers
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※2017年12月1日追記
現時点でもほぼ毎日デイパックに入れて使い続けています。ただ、作業環境的には、、デスクトップのサブ機として使用しています。
ワイファイもやはり必要になります。デザリングもワイファイが使えない時の予備的な使用になります。
2度ほど地面に落としましたが、外側のシェルが内部を守り、問題なく使用できました。モノとしての完成度は高く、電子デバイスの中ではかなり満足できる製品でした。
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