アーキペラゴを探して

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イノダコーヒのデフォルト / 砂糖ミルク入り

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最近はイノダコーヒの三条店で飲むことが多い。100mも離れていない場所に1940年から続く本店がある。写真は本店。
 
三条店にはラウンドのカウンター席がある。ドーナツ型のカウンターの中で年季の入った方々がシュンシュン沸いたポットでコーヒーを淹れている。淹れたてをすぐにカウンターに出してくれるので、この距離の近さの分だけ、三条店の方が本店よりはおいしいような気がする。
 
といいつつ、4月の夕方、本店の方でホットを飲んでいると、隣のテーブル席に旅行者と見受けられるカップルが座った。男性はホットを頼み、女性は何か甘いものを頼んだと思う。給士の方からコーヒーの砂糖ミルクはどうしますかと男性にたずねた。大事なポイントだけに、何と答えるか極限まで耳を澄ましていると、あろうことか「ブラックで」というクールな言葉が発せられてしまった・・・
 
確かに気分的にブラックが飲みたい時がある。僕も普段は100%ブラックだ。しかしイノダコーヒのホットに使われている「アラビアの真珠」は「砂糖ミルク入り」が断然おいしいのだ。そのように設計されていると思う。それに京都のホットコーヒーのデフォルトは砂糖ミルク入りという良く知られた事実がある。20年以上前に進々堂で誰かから聞いた記憶がある。
 
ブラックであれば寺町のスマート珈琲の方が良かったのではないか。スマート珈琲のフレンチトーストやホットケーキは昔から絵に描いたようなそれでもある。
 

ちなみに、僕が京都でコーヒーを飲むことが回数が多いベスト3を記してみた。

 1位 イノダコーヒ三条店
 2位 イノダコーヒ本店
 3位 スマート珈琲(寺町)

1位はなんと、本店を抑え、三条店。自分の好みとしては、基本的に、本店主義なんだけども、実態的には違ったようだ。

喫茶店としての雰囲気的には、本店の方がある。いかにも老舗という感じだ。しかし、三条支店には、ここでしか見たことのないラウンドのカウンターがあり、目の前で、コーヒーが淹れられ、すぐにサーブされる。庭が見える明るい雰囲気のなかで、コーヒーにまつわる一連の流れが視覚化されている。その辺の魅力だろうか。

うまく言語化できないけれど、京都にはそんな店は多いから、それもデフォルトだと思う。

 
イノダコーヒ
http://www.inoda-coffee.co.jp/

 

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