アーキペラゴを探して

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残波岬で海と空の彼方へバナナを投げた

今週のお題「2014年のお別れ」〈2014年をふりかえる 3〉

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群青色の海が見えてきた。冬の残波だ。今年、突然死んでしまった友(とも)を弔いに来たのだ。しばらく会っていなかったとはいえ唐突すぎて気持ちが整理できない。繰り返しあらわれる本当に死んだのかという想いが今年のヘビーローテーションだった。

 

残波に決めたのはソイツが残波という銘柄を好きだったという単純な理由からだ。それと、残波のロックを飲みながら、いつか残波に行ってみたいと酔いにまかせて適当なことを言っていたからだ。実際に行くこともなく逝ってしまったので、かわりに来てさしあげたということもある。

 

那覇BTからバスで1時間30分ほどで残波岬に着いた。シーズンオフなので人影もまばらだ。帰りのバスの時間を考慮してとっとと弔ってしまおう。那覇に戻って早くメシを食いたいということもある。5秒くらいあたりを見まわしてかなり適当に場所を決めた。

おっ。いかん。かんじんの残波ハーフボトルを宿に忘れちゃったよ。何かかわりになるようなお供えものはないか。仕方ない。昼ごはんに持ってきたバナナをかわりに供えよう。えーと、アイツは確かバナナが好きだったんじゃないかな。違うか!  良く考えるとバナナが好きだったのはオレだったっけ。

 

岩場のたいらな部分にバナナを置いてスマホでパチリ。

 

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なんかイメージが違うなー。向きが違うのかなあ。置き方を変えてみるか。

 

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うーむ。これは見事なかたちのシマバナナだぞ。それらしくなった。よし。こんなところでいいだろう。

 

エイッ。バナナをつかみ海と空の彼方へ投げた。バナナはブーメランのようなかたちをしているがそのまま無慈悲に飛んで行き、海と空のどちらかかが永遠に呑みこんでしまった。

 

いくらなんでもバナナはないだろと、あのダンディな男は草葉の陰で腹を立てているかもしれない。きっと腹を立てているだろう。実はそれを狙った。


腹が立つなら生き返ってこいよ。言いたいことがある。  バカヤロー。

 

 

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なあ。雲のかたちがさ。さよならーって言ってるみたいだよな。

 

 

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