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アイフォン7とリコーGR IVの描写力対決 / 旅行先で実際に検証

旅行に持って行くカメラは、アイフォンだけでいいのではないか?

その疑問を明らかにすべく実際に検証してみた。

方法的には、アイフォンとGR Ⅳの両方を旅行に持って行き、同じアングルを写すという簡単なものだ。

アイフォン7 vs リコーデジタルGR IV

左がアイフォン7で、右がGR IV(正式名称:GR DIGITAL IV)。両方とも2つぐらい前のモデル。

アイフォンはシャッターを押すだけで、GR Ⅳも感度以外はフルオートのRAWデータで撮影した。

傾向はわりとはっきりとした。

目次

 

1.遠景対決

まずは、風景写真。メディチ家の礼拝堂越しにブルネレスキのクーポラを見るというルネサンスマニアも泣いて喜ぶ構図。風が吹いても、アジアの屋根と違い、ヨーロッパの屋根はしっかりしている。いい対決日和だ。

 

アイフォン7による遠景

メディチ家の礼拝堂とブルネレスキのクーポラ1

わりと見たまま撮れているのではないかと思う。手前のメディチ家の礼拝堂に光があたっている状況であったが、全体にピントがあって均一に撮れている感じだ。

 

リコーGR Ⅳによる遠景

メディチ家の礼拝堂とブルネレスキのクーポラ2

彩度が少し高いような気がするが、メディチ家の礼拝堂に光があたっている感じは出ている。街に漂う重量感も少し出ている。通常は、アイフォンの方が青は強くでるのだが、GRの方が青いという珍しいパターン。

 

判定:GRが優勢かと思ったが、アイフォンでバシッと撮った感じも捨てがたく引き分け。

 

2.静物対決

次は、静物対決。お題は、狼と狼のお乳を飲む伝説の双子像のオリジナル。

紀元前5世紀作と言われていたが、そんなに古いものではないと言われている。いずれにしてもこの像がローマのシンボルである。

 

アイフォン7による静物

牝狼とロームルスとレムスの像1

実際はこんな感じの黒さだったと思うが、牝狼の表情やロームルスとレムスがお乳にむしゃぶりついた感じが出ていない。

フォトショップで明るくしてみた。

牝狼とロームルスとレムスの像2

狼に育てられた双子がローマを建国した感じが伝わってくる。

 

リコーGR Ⅳによる静物

牝狼とロームルスとレムスの像3

RAW(生)データで撮影したので、こちらも後でソフトで少しいじると像の諧調も記録していた。実際とは違うが、実際に見た時の印象を再現できる。

 

判定:黒い被写体はアイフォンでは無理かなと思ったが、画像ソフトでも対応できたので、ウェブレベルではこれも引き分け。GRの方が重さを表現できているということはある。

 

3.メリーゴーランド対決

ヨーロッパの広場には、メリーゴーランドが置いてあり、それをスナップしたくなる人は多い。カメラ女子には外せない対決である。

 

アイフォン7によるメリーゴーランド

メリーゴーランド1

夜の街角にメリーゴーランドがあってその廻りの状況や石畳のテクスチャまできれいに撮れている。実際もこんな感じだ。しかし、メリーゴランドの照明の感じが何か違う。

画像ソフトでいじってみてもそれほど変わらなかった。

 

リコーGR Ⅳによるメリーゴーランド

メリーゴーランド2

ISO800で撮影。RAWデータのため、メリーゴーランドの照明の明るさを調整できるので、(解像度を落としているが)光に淡く浮かぶメリーゴーランドの冠部分の意匠が表現できている。これは少し驚いた。

 

判定:メリーゴーランドの表現でリコーGR Ⅳに軍杯。

 

 

 

4.ショーケース対決

ショーケースを、ふと撮影したくなった時にどれだけ対応できるか。

ヴェツィアのフローリアンでエスプレッソを飲んで店を出ようとすると、ショーケースの中においしそうなスイートが。いまさら頼めないので写真で記録しておこう…

 

アイフォン7によるショーケース

フローリアンのマカロン1

色鮮やかなマカロンがそのまま写真に撮れている。

 

リコーGR Ⅳによるショーケース

フローリアンのマカロン2

ピントもあまく何か色が濁ったような感じがする。おそらく、ガラスの情報を読み取っているのではないだろうか。そのためガラスの反射はGRの方がきれいに表現できている。

 

判定:GRには感度オートもあり、使いこなせば、同じように撮れたのかもしれないが、素人レベルが撮った場合は、ショーケースはアイフォンの勝ち。

 

5.陰影対決

最後は、ミケランジェロが「天使の設計」と感嘆した、人類の至宝パンテオンでの陰影対決。天窓の穴から小雨が降りしきるという際どい状況。

 

アイフォン7による陰影

パンテオン1

天井のくり型の影がつぶれてしまっている。天井のテクスチャも情報を読み取りすぎている。

 

リコーGR Ⅳによる陰影

パンテオン2

天井のくり型の影もある程度つぶれずに残っている。天井のテクスチャも柔らかである。雨に光があたる感じも写せている。

 

判定:細かな陰影表現はリコーGRに軍杯。正直、パンテオンでここまでの差がつくとは思わなかった。プロが語るようなリコーGRの性能の一端がかいまみれたと言えるだろう。

 

まとめ:リコーGRの方が優勢な結果ではあったが、ショーケースの速写などアイフォンが強い表現もあるため、通常のスナップはアイフォンで行い、自分が撮りたいアングルはGRで撮り直すのがいいのではないかと思う。

実際には、最初はGRばかりで撮っていて、最後はほとんどアイフォンを使い、気にいったアングルをGRのRAWで撮るような行動結果となった。

結論的には、アイフォンもGR(コンデジ)も両方持って行くのがいいのではないかと思う。

 

現在、GR DIGITAL IVの新品(デッドストック)は高騰していて、アマゾンでは19万円台になっている。

RICOH デジタルカメラ GR DIGITAL IV 175720

 

最新のGR Ⅱは、7万円台で買えるので、素直にこちらを買うのが正解だろう。カメラ売り場で触った感じでは、電源を入れてからの起動が早くなっているので、速写性はより高まっているだろう。

RICOH デジタルカメラ GRII 175840

 

 

 

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