最近、Amazon ミュージック アンリミテッド(Amazon Music Unlimited)がかなり充実してきたと感じています。
現在、3ヶ月か4ヶ月無料のオファーが出ています。
Amazon Music Unlimited - 3~4ヶ月無料
Amazonミュージックアンリミテッドは、スマホやパソコンにアプリを入れるだけで、簡単に使えるわけですが、この記事では、Amazon ミュージック アンリミテッドの基本から応用まで3倍活用する方法を紹介したいと思います。
目次
Amazon ミュージック アンリミテッドの基本
まず、Amazon ミュージック アンリミテッドの基本ですね。
同種のサービスに、Prime Musicがあります。Prime Musicと言えば、Amazonプライム会員の付帯サービスになります。
Prime Musicで聴ける曲数を、オプション的に大幅に拡張したサービスが、Amazon ミュージック アンリミテッドと理解されがちですが、微妙に違います。
Amazon ミュージック アンリミテッドは独立したサービスなので、プライム会員に入っていなくても申し込むことができます。
本質的には、曲数の違いだけなので、Prime Musicとみかけは同じです。Prime MusicとAmazon ミュージック アンリミテッドの総称がAmazon Musicなんですね。
Prime MusicとAmazon ミュージック アンリミテッドの比較
主要な違いを一覧表で比較してみました。
Prime Music | Amazon Music Unlimited | |
---|---|---|
曲数 | 100万曲以上 | 6500万曲以上 |
会費(月額) | 500円 / 250円(学生) | 980円 / 780円(プライム会員) |
会費(年額) | 4900円 / 2450円(学生) | 7800円(プライム会員) |
ファミリー会費(月額) | 1480円(6人) | |
ファミリー会費(年額) | 14800円(プライム会員、6人) | |
Echoプラン(月額) | 380円 | |
申込 | Amazonプライム | 個別 |
オファー | 30日間無料 / 6ヶ月(学生) | 30日間無料 / 90日間無料 |
Prime MusicとAmazon ミュージック アンリミテッドの大きな違いは曲数です。
Prime Musicで聴けるのは、100万曲以上ですが、Amazon ミュージック アンリミテッドで聴けるのは、7,500万曲以上になります。(2021年11月現在)
Unlimited(アンリミテッド)は、制限なしという意味だからなんですね。
Prime Musicの会費は、Amazonプライムの付帯サービスですので、プライム会費の金額を記載しています。学生の方は割引があります。
問題となるAmazon ミュージック アンリミテッドの月額は、980円となります。プライム会員であれば、780円になります。月額では7800円です。
6人まで利用できるファミリープランやEcho(エコー)1台のみで聴けるEchoプランもあります。(Echoプランは、スマホやパソコンでは聴くことができません。)
申込みは、 Prime MusicがAmazonプライムへの申込で聴けて、Amazon ミュージック アンリミテッドが単独での申し込みになります。
両社ともお試し無料期間のオファーがあり、 Prime Musicは30日間無料で、学生の方は6ヶ月無料です。Amazon ミュージック アンリミテッドも30日間無料です。
無料期間中はいつでもキャンセルできて料金もかかりません。
金額設定がどうなのかを見るために他の音楽サービスの月額もチェックしてみましょう。
他の音楽サービスとの料金比較
主要な定額ストリーミング音楽サービスとの料金比較です。
音楽サービス | 金額 |
---|---|
Amazon Music Unlimited(月額) | 980円(780円) |
Google Play Music(月額) | 980円 |
Apple Music(月額) | 980円 |
Spotify(有料版月額) | 980円 |
LINE MUSIC(月額) | 960円 |
音楽は著作権があるために、限界の価格設定を行ったためか、どこも、ほぼ同じような金額になっています。
他のサービスもいろいろとチェックポイントはあるんですが、値段だけ見た場合、プライム会員に入っていれば、Amazon ミュージック アンリミテッドが200円程安くてお得ということになります。
聴きたい曲があるかは試してみるのが一番
一番のチェックポイントは、聴きたい曲があるかですね。現在は、サザンや矢沢も陽水も聴けるようになっています。ディランやストーンズは言うまでもないですね。
Prime Musicにはなくて、Amazon ミュージック アンリミテッドに入っているアーティストや曲のざっくりした比較表が分かりやすいのではないかと思い、しこしこつくっているんですが、思うようにまとまらないんですね。
まず、アンリミテッドに入ってしまうと、Prime Musicに入っている曲が分からないんです。それで、人に聞くよりしょうがないんですが、レッチリがどうのとか、人によって好みが違っていてなかなか、話が進まないんですね。
JPOPと昭和歌謡のかなりザクっとした目安です。(※2020年12月時点の比較ですが、状況は絶えず変わっています。2022年2月現在は、YOASOBIもAimerもKing Gnuも聴けます。)
楽曲 | Prime Music | Amazon Music Unlimited | |
宇多田ヒカル | ー | なし | ほぼ全曲、全アルバム |
あいみょん | 生きていたんだよな | ◯ | ◯ |
あいみょん | マリーゴールド | なし | ◯ |
吉澤嘉代子 | うそつき | ◯ | ◯ |
吉澤嘉代子 | 残ってる | ◯ | ◯ |
DAKAKO | 打上花火 | ◯ | ◯ |
サカナクション | - | 4曲 | ほぼ全アルバム |
King Gnu | 白日 | なし | ◯ |
岡崎体育 | ー | なし | アルバム9枚 |
サザンオールスターズ | ー | なし | あり |
桑田佳祐 | ー | なし | あり |
矢沢永吉 | ー | なし | あり |
浜田省吾 | ー | なし | あり |
キャンディーズ | ー | なし | ほぼ全曲 |
ピンクレディー | ー | ◯ | ◯ |
まず、大きな違いは、宇多田ヒカルのあるなしがあります。Unlimitedとしては、これは譲れない線なのかもしれません。
ただ、あいみょんの「生きていたんだな」が入っているところを見ますと、広く聴かれるべき曲はPrime Musicにも入っています。
サカナクションは、ニューアルバムの「834.194」も聴けますね。
洋楽の例で言えば、ニールヤングのグレイテストヒッツがPrime Musicに入っていますが「Cowgirl in the sand」の1曲だけ、Unliitedなんですね。
しかし、ピンクフロイドのエンドレス・リバー全曲もPrime Musicで聴くことができます。
結局は、自分の聴きたい曲があるかどうかは、入ってみないと分からないところがあるんですね。グレン・グールドがどのくらい入っているのかなんて、どこにも書いていないんですね。
そのために無料体験期間があると思うんですね。
また、入会していますと、新旧のアーティストが、どんどん追加されていきます。そのためには、お試し期間をできるだけ伸ばした方がいいんですね。
3か月ありますと、そうした変化も楽しめます。
前振りがかなり長くなってしまいましたが、Amazon ミュージック アンリミテッドを3倍活用する方法です。
Amazon ミュージック アンリミテッドが優れているのは、拡張性です。
最初は、利用の基本からです。
1倍活用法:パソコン・スマホで利用する
まずは、単体での利用ですね。
Prime MusicとAmazon ミュージック アンリミテッドも、アクセスは同じになります。
グーグルで、Amazon Musicと検索して、ログインすれば使えるわけなんすが、パソコン画面ですと、カテゴリーのなかにAmazon Musicがあります。スマホですと、アプリ版をインストールするのがいいんでしょうね。
個人的に、重視しているのがインターフェースです。なぜ重視しているかと言いますと、終了の話も出ているiTunesの画面が苦手だったんですね。
もう少しヴィジュアライズされた方がいいのではと思っていたところに出てきたのがAmazon Musicです。
パソコン画面のインターフェース
Amazon Music Unlimitedのパソコン画面です。(※2021年11月時点の画面)
現在のホーム画面は、実際に聴いている音楽によって画面が最適化されます。
画面の上には、昭和歌謡やJPOPばかり聴いていると、そうした楽曲がレイアウトされます。
画面を上にスクロールすると、今週のプレイリストや今週のピックアップ、おすすめステーションなどが、ずらずらっと出ます。
直感的に、選曲できるようなインターフェースになってるわけですが、検索窓から、聴きたい曲を検索することもできます。
Amazon ミュージック アンリミテッド申し込み後、ウェブサイトにアクセスすると、利用できます。
そのまま利用する場合は、イヤホンかパソコンのスピーカーで聴きます。
自分でプレイリストをつくる場合は、画面上部のライブラリのメニューのミュージックをタップします。
この画面に、自分がつくったプレイリストの一覧が出ます。
新しくつくる場合は、ライブラリメニューのプレイリストをタップすると、作成メニューが出ます。
プレイリスト名は、邦楽1とか自分に分かりやすいタイトルを入れます。
後述していますが、Amazon ミュージック アンリミテッドを、アレクサエコーで聴く場合、「アレクサ、プレイリストの邦楽1(プレイリスト名)をかけて」と言うと、かけてくれます。
いい曲があった場合、次々とプレイリストに加えていきます。
曲のメニューをタップすると、プレイリストに追加のボタンなどが出ます。
現在のジャンルは、検索窓にカーソルを入れると一覧が出ます。
検索窓に、聴きたいジャンルを入れても出ます。
Amazonミュージックが用意したプレイリストは曲が固定されていますが、ステーションを選ぶと入れ替わりがあります。
ハワイアンやケルトを聴きたい場合は、ステーションを選ぶと流しっぱなしになります。
アレクサエコーで聴く場合、「アレクサ、ハワイアンをかけて」というと、ハワイアンステーションがかかります。
次はスマホアプリのインターフェースです。
スマホアプリ版のインターフェース
スマホで聴く場合は、Amazonミュージックのアプリをダウンロードします。
「Amazon Music: 音楽やポッドキャストが聴き放題」をApp Storeで
Amazon Music: 音楽やポッドキャストが聴き放題 - Google Play のアプリ
Amazonミュージックと共通のアプリですが、Amazon ミュージック アンリミテッドに申込むと切り替わります。
Amazon Musicアプリ版のトップページです。(2020年の画面です。)
キャッチには、おすすめのプレイリストが並んでいます。基本には、Amazon Musicの担当者がつくった渾身のプレイリストが多いです。
アプリ版の画面は、パソコン版のインターフェースがギュッと凝縮された感じです。
まったく同じかと言いますとそうではなくて、アプリ版特有の味付けがしてあります。
基本は、画面のスクロールになりますが、上下のメニューで、画面を切り替えます。
例として、上のメニューからプレイリストを見てみましょう。
平成の名曲100選を見てみましょう。
100曲7時間56分のプレイリストです。
現在は3曲目のあいみょんのマリーゴールドです。
ジャケットのヴィジュアルになります。音楽の進行に合わせて歌詞も表示されます。
これはアンリミテッドだけだと思います。
タップしますと、歌詞が拡大されます。
歌詞については、ついているものとついていないものがあります。曲名の横に小さく「歌詞」と書いてあるのがついています。
歌詞を全部見ようとしますと、ヴィジュアルが隠れてしまうということがありますね。
英語の歌詞です。
英語の歌も歌詞が出るものと出ないものがあります。
スマホアプリは、よく出来ていると思いますが、Amazon Music Unlimitedの内容を十分に使い切るには、スマホの画面では小さいのかなと思いました。
スマホにヘッドフォンを差して、移動時に使うには、ベストな仕様だと思います。
また、気に入った音楽はダウンロードして、オフラインで聞くことができます。
最近は、飛行機でもWi-Fiが使えますが、離陸と着陸の10分ぐらいは使えませんので、そこはダウンロードしたデータを聞きます。
次は、2倍活用する方法です。
2倍活用法:アレクサ エコーで聴いてみる
スマート・スピーカーのアレクサ エコー(Amazon Echo)で、Amazon ミュージック アンリミテッドを聴きます。
左が第3世代のEchoドットで、右が第2世代のEchoです。
Echoの音もいいと思うんですが、Echoドットは、価格のわりに迫力あるサウンドです。
音はそれほど変わらないんですが、見た目である程度大きさがあった方がいいということで、第2世代をメインで使っています。
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最新型は、スクリーン付きのエコーショーです。
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時計や温度計をこれひとつにまとめられるのがいいですね。
基本は声でアレクサに指示する
Echoはいろいろなことができますが、音楽の場合は、Echoの中にいるアレクサに、声で指示します。
「アレクサ、おすすめのJポップかけて」とか「アレクサ、音を小さくして」とか「アレクサ、この曲は何?」とか「アレクサ、同じ曲をもう一度かけて」とか、普通に通じます。
あまりに細かいオーダーは、個人的に活舌が悪いこともあり、アレクサが聞き取れず、パソコンでコントロールする場合もあります。
パソコン画面からエコーを操作
パソコンからアレクサをコントロールする場合は、アレクサの画面を使います。
内容的にはシンプルです。ただ、Amazonミュージックのようなヴィジュアルな操作性はなくなっています。
スマホアプリからEchoを操作
スマホアプリにアレクサもありますが、Amazonミュージックアプリから、エコーに直接データを飛ばすことができるようになっています。
そのため、Echoの操作はスマホの方がいいのではないかと思います。
だんだんとAmazon ミュージック アンリミテッドを聴く環境が整ってきたわけですが、Echoを外部のスピーカーにつなぐこともできます。
2.5倍活用:好きなオーディオにつないでみる
つなぎ方としては、オーディオケーブルでつなぐだけです。
これは、Echoドットとボーズのウェーブサウンドシステムをつないだ例です。両端がステレオミニプラグ(3.5㎜)のオーディオケーブルでつなぐだけです。
EchoドットがAmazon ミュージック アンリミテッドのレシーバーとなり、ウェーブサウンドシステムが、最新の音楽システムとして生まれ変わります。
違う例です。
これは、30年以上前に買ったボーズの101MMというスピーカーと専用アンプにつないだ例です。
ステレオミニプラグとピンプラグ(×2)のオーディオケーブルでつなぎます。
音的には、アコースティックですが、最新の音楽システムに生まれ変わりました。現在も中古で流通していて、1~2万円のものですが、個人的には最も好みな音です。
こちらの記事で詳しめに紹介しています。
こうした例に限らず、オーディオケーブルがあれば、むかしのラジカセなどにもつなげますので、好きなスピーカーで、 Amazon ミュージック アンリミテッドを鳴らすことができるんですね。
外部スピーカーにつなぐのは、あくまで趣味の問題であって、つながなくても、Echoは、大きさにしては十分な音響性能を持っていると思います。
エコードット+Amazonミュージックアンリミテッド6ヶ月1980円
エコードット+Amazon ミュージック アンリミテッド6ヶ月1980円もプランも出ています。(現在は終了)
【プライム会員限定】Echo Dot (エコードット) スマートスピーカー + Amazon Music Unlimited(6か月分 )
ただ、パソコンにしても、スマホにしても、Echoを使って鳴らすには、操作系のヴィジュアル面が弱い感じなんですよね。 イメージ的には、アレクサを操作するカラオケのデンモクみたいなものが欲しいんです。
3倍活用:ファイアタブレットでビジュアルを強化する
レコードやCDのジャケットを見ながら、音楽を楽しんだ世代なので、どうしてもビジュアルが欲しいんですね。
そこで、着目したのが、Amazonのファイアタブレットです。新型では、アレクサが搭載されました。
Fire7の新型です。
アマゾンファイアタブレットには、7、8、10インチとあり、7が最も小型です。
アレクサは搭載されましたが、AmazonミュージックからEchoにキャストできますので、Amazonミュージックのインターフェースが問題です。
ファイアタブレットの画面
トップページです。 (※2020年の画面です。)
スマホの画面と似ていますが、画面が大きくなり、横スライドもできますので、だいぶデラックスな感じがします。
パソコン版をタブレットサイズにしたような感じでグッドです。
プレイリストのトップページを見てみましょう。
これは、エコーの音響チェックに使っているプレイリストなんですが、スマホの画面とほぼ同じですが、画面が大きくなることで、ビジュアルの迫力が前面に出てきます。
宇多田ヒカルのボーカルもエコーはうまく響かせているように思います。
歌詞についても、縦置きはスマホと同じですが、画像が大きくなりますので、やはり迫力あります。
横にしてみましょう。
横にしますと、歌詞とヴィジュアルが並んで出ました。
ジャケットのヴィジュアルも同時に表示されて、Amazon Music Unlimitedがヴィジュアル面でも内容にふさわしいものになりました。
アレクサのコンセプトは、ハンズフリーなんで、方向性としては逆行していますが、6500万曲もあったら、やはりデンモクが欲しいところですし、ヴィジュアルが強化されますと、臨場感が違うように思えるんですよね。
旅先でもアンリミテッド
旅行先でも、モノラルでありますが、FIRE7のスピーカーでアンリミテッドを聴いています。ステレオはアイフォンで聴けますし、モノラルがしっくりする場合もあります。
これはニューミユージックのプレイリストですね。
面白いタイトルがたくさんあります。
これは「夏にリラックスできるニューエイジ」です。
秀逸なタイトルとしては、「騒ぎすぎた夜に聴きたいニューエイジ」とか「涼しくなったら聴きたいニューエイジ」とか「連休疲れの人のためのニューエイジ」があります。
タイトルは、ノリでつけたような感じもしますが、中身は、ニューエイジのプロが選曲してるんで、そうなのかと思ってしまう説得力があります。
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