アーキペラゴを探して

デニム、ヴィンテージ、旅、レビューのブログ

Leica R4

ライカR4

iPhoneのカメラの性能がいいのか、最近はコンデジも持ち歩くことは少ない。ましてや、一眼レフはクローゼットに入ったままだ。だけど、レンズを通して見た世界を確認するために、時々取り出してみる。
ライカR4。死んだ父親が借金と一緒に残したカメラ。ライカと言えば、レンジファインダーのMマウントだろう?ライカのRなんて相手にされてないぜ。
ミノルタXDのボディをベースにしたR4のボディ。純正には程遠い。僕だけかも知れないが、一番美しく一番好きなボディだ。レンズはズルミックスF1.4。初代まで遡れば、貴婦人とまで呼ばれたレンズ。もっとも、Rマウントなのでその血統も認められないかも知れない。しかし、Rにしか写せない光がある(と思う)。
気づけば、残された借金を返すだけで自分の人生の大半を費やしてしまった。手も少し汚してしまったような気もするけど、R4につけたF1.4のレンズを通して見る世界は、まだ透き通って見える。