鳥取くんの新ネタの少なさにはいつも頭を悩ませ続けてきた。
そのせいなのかスタバ開店ニュースのバズリには脳内でドーパミンがどばっと出た。DPZでも記事になっていてドーパミンがどぱっと出た。勢いあまって、始発で鳥取行きの特急に乗った。すなば珈琲で毎日先着30名様に配られるオリジナルカップが欲しかったのである。
着いたときには、店内は熱気ですでにむんむんしており、特典がもらえないのは明らかだった。スタバができて大ピンチキャンペーンが大いに盛り上がっていたのである。
とりあえずコーヒーとタマゴサンドを頼んだ。カウンターが黒いので、写真に撮るとコーヒーカップが浮かんでいるようだ。これが欲しかったんだよね。コーヒーは深みがあっておいしい。鳥取の喫茶店文化の奥行きを感じます。
次に話題のスタバに行った。鳥取のスタバは、すなば珈琲が心配するように本当に混んでいた。ホットであった。並ぶのはいやなのでやめておこう。
すなば珈琲オリジナルカップをゲットし、鳥取スタバでショートラテを飲む。その目的を何ひとつも果たせずに、今日の予定はすべて終わった。まだ昼前というのがすがすがしい。
久松山を仰ぎ見てイオン鳥取店の前でひとりたたずむ。青空にたなびくイオンカラーが美しい。Xデーが近づいている。鳥取がサードウェーブ系男子であふれかえる日。
鳥取くんが人気者に!
このまま鳥取くんは人気者になってしまうのだろうか。スタバ vs すなば珈琲問題を大阪から見にきている場合ではない。
ぼくが知っている鳥取くんはネーミングやデザインセンスで独自の道を歩くようなところがあった。鳥取くんがシャレオツな都会っ子のようになってしまうのは淋しい。
そうだ! 鳥取くんの故郷に行こう。ぼくは大砂丘に向かった。関西人の視点から、鳥取くんの伝えがたい魅力を是が非でもお伝えしたい。駅からバスで20分少しなんですけどね。
バスで大砂丘に向かう
おっ、砂丘が見えてきた……。
本当のレトロを語ろう
手前のバス停で降りてあたりを歩くと、レトロな建物がそこかしこにあります。砂丘フレンドの字体がかっこいい。
砂丘フレンドになかよし会がやってきました。今日のお客さんは二組のようです。平日なので閑古鳥くんというわけではありません。
砂字体?
すなば珈琲もそうだったんですけど、鳥取は砂字体が多いです。読みにくいところなど、元祖 砂字体の貫禄がありますね。
砂丘の入口に向かいましょう。
道を横断するリフト
道をリフトが横断しています。砂丘と展望台をつないでいます。ビュンと走る車の上をリフトがふら~って動くのは見飽きないです。なんか気持ちいいんですね。
砂丘も見るよ
砂丘の上から海を見終って帰る人たちの風景。色とりどりの虫さんたちが巣に帰るみたいです。
砂漠でのどが渇きました。
地ビールを飲もう
お楽しみの売店チェックです。地ビール発見。買ったーー!
ラベルからは想像できないピルスナーの爽やかな味。今日の鳥取くんに決定!
なぜかラベルにピントが合いません。クリームに合ってしまいます。売店のガラス越しにはばっちりあったんですけど。
帰りのバスを待ちます。一瞬の不意をついて森山大道のようにノーファインダーで撮ってみました。やはりピントがあいません。うしろのおじさんに合ってます。ラベルが蛍光色だからでしょうか。
とりとめもないことばかりだったではないか! とりとめのないねるさ。それも鳥取くんの魅力だと思うんです。やはり伝えがたいんです。しかし、ご安心ください。ちゃんと鳥取くんの実質もあるんです。
鳥取(駅前)温泉
駅に帰ってきました。はやく帰りたいのはやまやまですが、特急の発車まで時間がありまくりです。とりあえず銭湯でも入りましょうか。
銭湯といっても駅から歩いて10分の本当の温泉なんです。温泉成分もぬるっと濃いです。銭湯は四件あります。今日は二番目に近い元湯温泉で。
鳥取くんなので、さぞかしお湯がぬるそうなイメージがありますが、これがビシッと熱いんです。43度はあります。ぬるさのあとの熱さが気持ちいいです。湯船につかりながら鳥取くんは鳥取くんのままなんやと確信したのでした。
温泉に入ったので帰りましょうか。
列車でかに寿し
駅で売っているお弁当。むかしから列車の中でお弁当を食べるひとはだいたいこれを食べてます。この入れ物をむきます。
あら。中からまた箱が。パッケージがカニのメタファーになってるんですね。
本体です。崎陽軒のシュウマイ弁当に干しアンズが入っていると思いますが、あのアンズを食べ続けるような楽しさがあります。駅前温泉とかに寿しは実質がありますね。
ミントでしめ
コンビニで買ったミント。みやげに最適と書いてあったのでつい買ってしまいました。これをみやげに渡すのも悩ましいところです。自分で食べますね。
ああ。ミントのすっきり感がたまらない。
ススメ! 鳥取くん