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ソニーのLED電球スピーカーで「ノルウェイの森」を聴こう / ミニマリストのインテリア

ソニー LED電球スピーカー

LSPX-100E26J | アクティブスピーカー | ソニー

 

 できればどこでも音楽を聴きたい。
ノーミュージック。ノーライフ。気になっていたソニーのLED電球スピーカーを買ってみた。

リビングやダイニングにはスピーカーがあるので問題はない。風呂場も防水スピーカーがあるので問題はない。

問題はトイレだ。リビングのスピーカーの音量を上げて、扉を開けて用を足せば、音楽は聴こえる。しかし問題は多い。

少しの時間も我慢できないのかと言われればそれまでであるが、少しの時間でもミュージックを聴いていたい時がライフにはあると思う。

スマホのスピーカーを使えばいいじゃないかという話もあるが、手元で鳴っている感じが落ち着かないのである。

ブルートゥース対応の小さいスピーカーを置けばいいという考えもあるが、トイレというのは換気扇で空気を引いているので、意外とほこりがたまる場所なのである。 

 

 トイレだけはミニマリストと言われたい

ミニマリストを目指したいと思うので、トイレには何も置きたくはない。そもそもトイレは最小寸法でつくられるのがほとんどなので置き場所などないのだ。

それに、最近ではトイレにたてこもる人が意外と多いと聞く。グッドミュージックがあればもっと長時間こもれるだろう。

で、ソニーのLED電球スピーカーを買ってきた。

 

1.開封の儀 

ソニー LED電球スピーカー 2

これがソニーのLED電球スピーカー。製品としての完成度があります。やっぱり製品写真のようには撮れませんね。

ソニー LED電球スピーカー とリモコン

正面から見たところ。中央のシルバーの円盤がスピーカー。左側の丸いのはリモコン。スマホからここにブルートゥースで飛ばして、音量や光量をコントロールするんですね。

スマホアプリもあるみたいだけど、とりあえずなしで。スマホとリモコンを同期させるだけ。これは簡単ですね。

  

2.トイレの天井につけてみた 

ソニー LED電球スピーカーをトイレ天井に設置

あれ? せっかくのきれいなデザインがスッポリと隠れてしまいました。これは残念。スイッチオン。電球からフォンという音が唐突に鳴りました。キミは初号機か。

 電球スピーカーといっても、外部スピーカーのようなものなので、スマホに入っている音源は全部聴けます。もちろんユーチューブもヒカキンも聴けます。

 

ソニー LED電球スピーカー 照明再弱状態

LED電球なので光量がコントロールできます。写真は最弱の光量です。


使ってみた感想

天井のスピーカーからビートルズの「ノルウェイの森」が流れ出しました。
ステレオではありませんが、充分に聴けるレベルの音質です。「ノルウェイの森」が天井から聴こえるのが感動です。シタールの音もいい感じです。

次は「魅惑のハワイアンソング」。天井から音楽が聞こえるので、デパートとかホテルのような感じですね。トイレの中なのでガンガンに音を響かせることもできますが、小さい音の方がしっくりくるようです。ジャズとかBGM系がいいかも。

気になった点としては、丸いリモコンの置き場所に困るのと、トイレのスイッチを入れるたびに、フォンと電球から音がするのがどうかといったところですね。 ( 追記:フォンという音はスマホ側のブルートゥースをオフにすると鳴らないようです。同期の音だったんですね。)

あと、換気扇を消したいところですが、それはそれで問題があるかと思います。

以上、ソニーのLED電球スピーカー(LSPX-100E26J)の製品レビューでした。 


 と終わってしまいましたが、製品つくった人が読んだら泣いちゃいますよね。発売当日にいきなりトイレで使ったレビューかよって。 

ちなみに製品として、想定されているような使い方はこんな感じです。

 

ソニー LED電球スピーカー 使用イメージ1

出典  http://www.sony.jp/active-speaker/products/LSPX-100E26J/

ソニー LED電球スピーカー 使用イメージ2

出典  http://www.sony.jp/active-speaker/products/LSPX-100E26J/

 

どう見ても、開封一番、トイレのソケットに入れてしまうような感じではないようです。

ウチの場合は、もう二度とトイレのソケットから出てくることはないような気がしますので、想定されている使い方とやらもやってみましょう。ミニマリストのインテリアを追求してみようというわけです。

 

3.ペンダントライトにもつけてみた

ソニー LED電球スピーカー をペンダントライトに設置1

うん? 意外とサマになってるのね。さすがソニー。松下電工に遅れること79年。はじめて作った電球なのに、北欧の照明王ルイス・ポールセンのように仕上げてきました。ばかでかいボーズのサウンドシステムをなくせばミニマリストの部屋の完成です。

上の方からミュージックが聴こえるというのはやはり新鮮な感じ。
グレゴリア聖歌も良く聴くので、ボーズのスピーカーよりこっちの方が教会で聴いているような感じがします。

 

ソニー LED電球スピーカー をペンダントライトに設置2

照明を落として、フィッツジェラルドやルイ・アームストロングをを聴くとしんみりします。家でしんみりするという感じはなかなか味わえないから、その辺をねらった商品だったのかも。
この製品、最新の技術でつくられてるのに、どこかノスタルジックなんですよね。

 

ソニー LED電球スピーカー LSPX-100E26J

ソニー LED電球スピーカー LSPX-100E26J

 

 

4.LED電球スピーカーに24000円の価値はあるか

価格は24000円。少し高いような気がします。それについてはこう考えればいいのではないでしょうか。LEDだから10年以上は使える。1年2400円でレンタルすると考えれば1ヶ月200円です。10年レンタルすると考えれば許容範囲かなと。 元を取るためには、1月200円分音楽を聞けばいいのですからイージーです。


実は、他にもLED電球スピーカーがないかとネットで検索してみると、3000円台のものから10000円ぐらいまでがいくつか出てきました。しかし、製品を比較したブログを探してみたが見つかりませんでした。なぜなら、ソニーのLED電球スピーカーは今日発売されたばかりだからなのです…。

ということで、ソニーの製品の方がデザイン的に優れているように見えましたので、ソニーの製品を買いました。SONYの製品がもともと好きだったんですね。24000円の価値はあったんじゃないでしょうか。

天井のスピーカーから「ノルウェイの森」を聴きこんでみたい。*1 

  

ラバー・ソウル

ラバー・ソウル

 

 

(追記:2015年6月13日)

三週間ほど、使ってみてトイレにつけたことを忘れるほど馴染んでいます(笑)。本を読むときなど、もう少し照明を明るくできればなあと思うことはあります。普通に読む分には問題ない照度です。まあ、トイレで本を読むなという話もありますが。

 

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*1:  "  暗く重たい雨雲をくぐり抜け、飛行機がハンブルク空港に着陸すると、天井のスピーカーから小さな音でビートルズの『ノルウェイの森』が流れ出した。"  村上春樹『ノルウェイの森』