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アーキペラゴを探して

archipelago - 群島、島嶼、多島海、そのニュース。 脱領域への考察と情報

那覇のてんぶす(臍)-桜坂劇場周辺

桜坂の写真1

桜坂通りのレトロな夜

桜坂は1960年代に歓楽街として繁栄を極めた。牧志公設市場に隣接し、国際通りからは少し入ったところにある。2012年4月に桜坂中通りの拡張工事が終り、桜坂の風景は大きく変貌した。別物といってもいい真新しい桜坂中通りが開通し、レトロなスナックが建ち並ぶ風景がほぼ消失した。桜坂中通りに交差する桜坂通りには昔ながらの歓楽街の風景が少し残っている。

 

桜坂の写真2

夜の桜坂劇場で映画を見るリラクゼーション

那覇に遊びに行くと夜は桜坂劇場で映画を見ることが多い。低層で拡がる牧市公設市場裏にある桜坂通りのこんもりとしたスケール感が良い。桜坂劇場はカフェや本、雑貨をバランスよく取り揃えカルチャー系の小映画館である。昔の映画館を改修して2005年に現在の形になった。国際通りから離れているので夜は静かな感じがする。

桜坂の現在は昔ながらの社交街の雰囲気を残しつつも、レトロな雰囲気に惹かれた若者が集まって来るエリアである。一部ではゲイ・タウンとしても有名なようである。行政もゲイには芸で対抗しようというのか、国際通り側の中通りの入口にてんぶす那覇という伝統芸能が体験できる施設もつくられた。これまでの桜坂のイメージを一新させるような全面ガラス張りの建物である。

てんぶすというのは、うちなーの言葉でへそ(臍)という意味らしい。元々このエリアが那覇の中心であり、戦後の伝統芸能復興の地であり、その後映画館が建ち並んだ文化的な臍にあたる場所だったということだ。てんぶすという言葉の響きが良いのか、タクシーに乗った時、桜坂までというよりも、てんぶすまでという方が運転手さんに受けが良いような気がする。

 

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